Wednesday, August 30, 2006

白無垢を着る

結婚式ではウエディングドレスしか着ないので、Tと和装も記念に残しておこうということになり、目黒雅叙園のウェディングフォトプランを利用して記念撮影をしてきました。もちろん私が白無垢を着るのは初めてですが、Tが袴を着るのも初めて。190センチの長身なのでサイズがあるか心配しましたが、ちゃんとありました。足袋も29センチのものを事前に用意。Tは黒紋服をびしっとキメていて、なかなか似合っていました。写真撮影のとき、侍が持つ刀を持ちたいと言っていましたが・・・^^;

一方私は、白無垢を着るのは楽しみだったもののお化粧がどうなるのか不安のまま美容室へ。すいていたので私に5~6人のスタッフがつき、てきぱきとヘア&メイクをしていきました。顔や首や手がどんどん白くなっていき、宝塚のような赤いチークと真っ赤な口紅を塗られたときは、「ああ、これは私にはすごく似合わない・・・こんな顔をTに見せたくないな」と正直思ってしまいました。

おも~いかつらを付けて、角隠しで覆ったら、まだマシに見えましたが、おそるおそるラメや明るい色のアイシャドウを足せるかどうか聞いてみたところ、使用できませんと言われてしまいました。ただ、その後白無垢を着てみると、やっぱりそのお化粧に合ってるみたいで、ちょっとほっとして、そして着物を着るとなぜかおしとやかな気分になって撮影にのぞめました。ノルウェー人の皆さんも見にきてくれていて、着物の中はどうなっているの?かつらは重いの?などと興味津々でした。出来上がりは1ヵ月後。ちょっと恐ろしいようで楽しみです。

Sunday, August 27, 2006

★☆結婚披露パーティ☆★













待ちに待った結婚披露パーティの日がついにやってきました。今年の3月に入籍してから、私が楽しく(時に苦しく?)計画してきたパーティ。結婚式は来年5月にノルウェーで挙げるので、日本では親族を呼ばずに、表参道のレストランを貸し切ってカジュアルな披露パーティを開くことにしました。母と買いに行ったウエディングドレスの初お披露目でもあるので、ダイエットをがんばろうと思ってはみたものの特に成功することもなく、気休めのエステに数回通って本番に臨むことに。。。

朝9時半に母と会場入りし、ヘア&メイクアップを開始。10時半頃、父の運転でノルウェー人ご一行も会場に到着。ちょうど同じ頃、パーティの幹事長を頼んでいた同僚のKが準備のため会場入りし、控え室へ寄って「お、うまく化けてきたね!」の一言。。。11時頃カメラマンさんが到着して、私たちの支度も終わったので、ゲストがくるまでたくさん写真を撮ってもらいました。出来上がりは1ヶ月~2ヶ月先ですが、アルバム製作もお願いしているのでとても楽しみです♪

入場予定時刻の12時半に、Kが「まだゲストが8割しかきていないからもう少し待って」と伝えにきて、緊張が更に高まっていきました。“もう息ができない~早く入場させて~”と心の中で叫んでいたら、ついに入場の合図が。ドキドキしながらTと腕を組んで入場しました。

会場の後ろからゆっくり入場して、前方に着いてからゲストの方を振り返ると、泣いている友達の顔が目に飛び込んできて、“やばい、もらい泣きしそう”と思って違う方を見たら今度はゲストの皆さんの温かい笑顔にぐっときてしまい、入場早々涙が出てきてしまいました。ワシントンDCで大変お世話になったKさんの乾杯のお言葉にも感動。「結婚は国ではなく個人と個人のもの、二人で支え合って夢に向かってがんばってください」←がんばります!!

歓談中は、これまでお世話になった方々にTを紹介し、久々の再会を楽しむことができました。普段お会いできない方ともっとゆっくりお話すればよかったと、ちょっと後悔。1時間くらいしてから、ケーキカット→集合写真→楽しみにしていた余興へ。

まずは遠距離恋愛を歌った沖縄バンドHYの「Song for」をSの歌、Tくんのギター、Kのピアノで生演奏。歌詞が切なくて涙涙。次にワシントンDCで苦楽を共にしたY子の心温まるスピーチに感動。そしてTが日本の歌でお気に入りの森山直太郎の「さくら」を同僚のBくんとTくんがアカペラで熱唱し、二人の真剣に歌う姿に胸を打たれました。最後に、大学の女友達4人が私の取扱説明書を朗読するという余興を披露。ノルウェー人が何人かくるから和装の人がいると喜ぶだろうな~、と私が話していたら本当に4人とも浴衣を着てきてくれてびっくり&感激しました。私を商品に見立てて、購入後(結婚後)彼女をこのように取り扱ってください、と説明する笑いあり涙ありの楽しい余興でした。

その後私とTの生い立ちを映像で流し、これでお開きだと思っていたら、司会のS子から「スペシャルゲストからお祝いの言葉があります!」の一言が。なんと、ノルウェーからきてくれているTの兄と母と妹が、サプライズでスピーチをしてくれたのです。Tのお母さんからは、もし何か困ったことがあったときは二人でとことん話し合いなさい、ヘルプが必要ならいつでも私のところに相談にきて、というようなお言葉をいただき、感謝感激。Tの家族は本当にみんな優しくて気さくで改めて安心しました。

とにかく、想像をはるかに超えた感動の嵐でお恥ずかしながら泣いてばかりでしたが、とっても心に残るパーティになりました。幹事の皆様、余興を披露してくれた皆様、ご出席いただいた皆様、本当に心からありがとうございました!!これからは皆様の温かい励ましを胸に、二人で力を合わせて一緒に夢を実現していきたいと思います。  

Saturday, August 26, 2006

花火大会☆

やっぱり日本の夏といえば花火大会でしょう!ということで、今日はノルウェー人のご一行を連れて地元・横浜金沢の花火大会へ。Tの母と妹に浴衣をプレゼントしてあげて、私の母が着せてあげたら、二人とも喜んで写真を取りまくっていました(笑)両親がビールやサワーなどを事前に買い込んでくれてすべてクーラーボックスに詰め込み、夕方6時くらいに父の運転でビーチへ向かうとすでにすんごい人混み(++)なんとか砂浜に10人分の場所を確保して母と買出しに行き、長い行列に並んで焼きそばや焼き鳥などを大量に購入し、みんなに日本の祭りの雰囲気を味わってもらいました。

打ち上げが始まると、目の前に次々と大きく広がる色とりどりの花火に、みんな真剣に見入っていました。Tの双子の兄Eが、「すでに始まって10分が過ぎたけど、あとどのくらい?」と聞いてきたので、「1時間だよ」と答えるとみんな「え~~~!!??そんなに??」と驚いた様子。アメリカ独立記念日の花火は15分程度だし、ノルウェーでの花火といえばニューイヤーズ・イブに自分たちで購入して小さな花火を上げるくらいなので、ここまで凝った花火を見たことはなかったそうです。かなり近くで見れたのでフィナーレは迫力があって感動的でした。

あと驚いていたのは人混み。花火が始まると足の踏み場もないほどに砂浜も通路もみっちり人で埋まっていて、トイレに行くのも一苦労していました。人口密度が非常に低いノルウェーの人には窮屈に感じてしまったかもしれませんが、花火がとてもきれいで来た甲斐があったと口々に言っていたのでよかったです。

Friday, August 25, 2006

ノルウェー人ご一行の来日

* 実はこの日記を書いているのは9月5日なのですが、今日までノルウェー人のご一行が来日していたので、その様子を回顧録として残しておきたいと思います。

8月25日、ワシントンDCから夫のTが、ノルウェーからTの母TU、妹S、兄E、友人BHの6人が来日しました。まず最初に思ったことは、みんなとにかくデカイ!!男性は185センチ以上、女性は170センチ以上の長身族。日本でこの6人が歩いていると本当に大きく見えます。石油会社で働くTの父は仕事の都合で残念ながら来れず、出張先のフィンランドから私の携帯に電話がありました。Tと母と妹は私の横浜の実家に、兄と友人たちは新橋の第一ホテルアネックス(←交通の便が良く値段もお手頃)に滞在しました。

初日の夕食はどこにしようかいろいろと迷いましたが、長旅で疲れているだろうと思い、ホテルに近くて且つノルウェーにはないであろう超高層ビルの47階の日本食レストランジパング カレッタ汐留に決めました。夜景がとてもきれいでお店の雰囲気も良く、料理は少ないながらも味は美味しかったので、満足してくれたようです。よかったよかった^^♪

この日は家族同士でプレゼント(お土産)を交換し合って、私はノルウェーのご一行にどうやって日本を満喫してもらおうか考えをめぐらせながら眠りにつきましたZZZZZ

Monday, August 14, 2006

出社最終日

本日が出社最終日でした。(正式には8月末日に退社。明日から有給休暇の消化です。)挨拶回りをして改めて、この2年間たくさんの方々にお世話になったなぁと実感。そして仕事以外の楽しかった思い出も気付けばいっぱいできました。テニス合宿@西伊豆、スキー・スノボー合宿@蔵王、ブートキャンプ@宮崎県、サマーキャンプ@奥多摩、箱根旅行、クリスマスパーティなどなど。。。2年間は長いようであっという間で、この会社でチャレンジしたいことや成長できる可能性はまだまだあったからここで辞めてしまうのはもったいなかった気もします。しかも入行して2年経ったから、社内公募制を利用して、行きたい部署にアプローチすることができる権利を得たばかりだったんですよね・・・。

でも、今はこれから始まるアメリカでの新たな生活にワクワクしていて、これまで日本とアメリカで離れ離れだった夫と一緒に暮らせると思うと本当に嬉しいです。(結婚生活が長い人たちにはそう思うのも今だけだよ、と言われそうですが^^;)それに、ワシントンDCには私がやってみたい仕事もいっぱいあるし(それに就けるかはわかりませんが・・)満員電車に乗って1時間以上かけて通勤する必要もなくなるし、テニスも無料で思う存分できるし、スペイン語を話せる機会も増えるし、そして何よりも、国籍を問わず高い志を持った人たちが集まる首都ワシントンDCでオープンに夢を語ったり、様々なバックグランドの人たちと組織を超えて意見交換ができる刺激的な環境に身を置けるのがとても楽しみなんです。同世代の友達はほとんど日本に戻っていますが、DCに残って世銀本部で働いているYさんやHくんに会えるのも楽しみ♪

2年間ビジネスマンとして学べたことはきっとわずかしかないけど、ずっと友達でいたいと思える仲間に出会えたし、銀行の基幹業務に関われたことや、日々タイムプレッシャーの中で迅速で正確な判断・行動を要する仕事ができたことは良い経験になりました。巨大な金融機関にいて思ったことは、常にチャレンジ精神を忘れずに持つことが大切だということ。会社が大きいと、それぞれのやるべきことが細分化されていて自分のやっていることが本当に会社にとってひいては社会にとってプラスの影響を与えているのかどうなのかわかりにくいし、どうせ倒産はしないだろうとかクビにはならないだろうという安心感を持ってしまいリスクをとりたがらない保守的な人たちが外資でも結構いたりするんです。もちろん自分を成長させたいと貪欲に動いている人たちもたくさんいますが。

入行式のとき、私たちのCEOが「Never get bored with your work」と言っていたのが印象に残っています。自分の仕事を退屈と感じるな、常に何かを追求せよと。私はまだまだこれからというところでしたが、この2年間の経験を最大限に活かして、次のステップにつなげていきたいと思っています。

Tuesday, August 08, 2006

ノルウェーの平和構築

先日、ノルウェーの平和構築がテーマの勉強会に参加しました。ノルウェーはなぜ紛争解決の場によく登場するのかを知りたかったのですが、それについての説明より、ノーベル平和賞について、スリランカ和平について、中東和平について、それぞれノルウェーがどのように関わってきたのかが説明されました。

このときの話と、ノルウェー人の夫Tの意見を聞いて、なぜノルウェーが世界の紛争解決・予防に積極的に取り組んでいるのかを考えてみました。(といっても私は文献を読んだわけではないのでこれはあくまでも素人の意見です。)

1.過去、デンマーク、スウェーデン、ドイツに侵略・併合された歴史がある。
2.小国なので、世界に存在感を示したい。
3.他国を植民地化したことがない、戦争を自ら始めたことがないので、利害関係があまりない。
4.石油に恵まれ経済・社会も安定しているので、資源に恵まれていない弱小国を助ける余裕がある。

以上が、私が個人的に考えた理由です。もっと詳しい方がいらっしゃったら教えていただきたいです。多分国家の外交的な目的と、国民一人一人の問題意識が強いという両方がうまく組み合わさって生まれた流れなのかなと思っています。

Thursday, August 03, 2006

「途上国開発のためのネットワーキングをどのように推進すべきか」

国際開発研究者協会(SRID)の懇談会で私が大尊敬している外務省のKさんが標題のテーマで発表されるということで、出席してきました。Kさんは私がワシントンDCの日本大使館でインターンをしていたときの直属の上司でもあり、またワシントンDC開発フォーラムでも大変お世話になっている、私にとって人生におけるお手本にさせていただいている方です。いつもKさんのブログを拝読してエネルギーをもらっていますが、直接会うとその数倍ものエネルギーをもらえるので、今回の勉強会でお話を伺えたのは本当に嬉しかったです。

Kさんはネットワーキングの技術として、
以下の2点が特に重要と述べられていました。

(1)松明(たいまつ)を掲げる=夢・情熱・エネルギーが一番大事(「自燃人」)
(2)実行する=信用される基本=人は言葉でなく実績でしか評価されない

やっぱり人生において大切なことは「夢」と「実行」なんですよね。私も自分の「夢」の実現に向けてできることからどんどん「実行」しなくてはと痛感しました。Kさんのプレゼンは本当に示唆に富んでいて、感動して涙がでそうになったくらいでした。そのくらい、Kさんの言葉には人の心を動かす重みがあります。4年前Kさんに出会っていなかったら今の私はいなかったと思います。ネットワーキングにはこうした素晴らしい「出会い」があったり、単なる情報交換ではなくて夢や情熱を共有して励まし合うことができたり、一人ではできない付加価値が生まれたりと、様々な可能性があります。これからも自分のコアの部分を磨きながら積極的に人と会って自分の幅を広げていきたいです。

Tuesday, August 01, 2006

お泊り会@千葉県勝浦市☆

今週末は千葉県勝浦市の保健所で管理栄養士として働くお友達Yのおうちにお泊りに行ってきました♪Yの勝浦のアパートに集まったのは、フィリピンで青年海外協力隊の2年間の任務を終えてこの4月から霞ヶ関で働く国家公務員のYTと、アメリカで教育学の修士を終了後ピースボートで通訳として世界を一周してこの9月からアメリカのPhDに進学するMと、私とYを含む4名。本当はイギリスで修士を終えて名古屋でMRとして働くHと某テレビ局ディレクターのIも参加予定だったのに、急遽仕事が入ってキャンセル(残念><!)このメンバーは今から4年前、国際連合世界食糧計画(通称WFP)で一緒にインターンをしていた志を同じくする仲間で、いつも会うと刺激を受けるのでワクワクしながら3時間かけて(遠い!)外房・南房総の勝浦へ向かいました。

案の定、久々の再会に会話が大盛り上がり☆Yが用意してくれた刺身の盛り合わせと海の幸満載の手料理(美味しかったぁ!)&ビールと白ワインを堪能しながら、みんなでしゃべりまくりました。会話が留まることはなく、恋愛観や家族観や人生観などについて激論が繰り広げられ、みんながしゃべり疲れて寝たのは結局夜中の3時過ぎ・・・(笑)よくしゃべったねえ、みんな。特に印象深い内容は、「仕事は人生の目的だ!」「いや仕事は自己満足を得るための手段だ!」とか「権威がなくとも社会的使命は実現できる」「いやできない」「でも影響力は限られてくるのではないか」「そんなことはない」などの議論を延々にしたり、結婚相手に求める職業観とか、夫婦のあり方とか、日本の安全保障とか、遠距離恋愛とか、本当にいっぱいいっぱい議論しました。ふう、それにしても濃かったな~(笑)

次の日は、Yお勧めの御宿にある、海が一望できる超素敵なレストランでまったりランチ♪めちゃめちゃ天気もよくて、青い海と広がる空と輝く太陽を目の前に、デッキで心地よい潮風にあたりながらシャンパンで乾杯☆Yが私と来年結婚するYTにサプライズでケーキを用意してくれていて、超感激しました♪のどかな日曜の昼にみんなでサンドイッチやピザを食べていたら、またもや普通の会話がなぜかディベートに変貌。「だから世界は変わらないんだ!」なんてアツイ議論を交わしている私たちは、きっと穏やかに海を見ながらランチを食べにきていた周りのお客さんたちに変なグループだと思われたことだろう--; 

なにはともあれ、めちゃめちゃ楽しかったっ!!ここまで腹を割って語り合える仲間をずっと大切にしていきたいし切磋琢磨して一緒に成長していきたいと心から思いました。これからまたみんなばらばらだけど次集まるときまでに私も負けずに自分を磨いてがんばりまーす。
*写真は勝浦名物、ビックひな祭り☆長っっ!!