Saturday, September 10, 2011

ワークショップの運営と旅費に消えていく援助のお金

先日のスタッフミーティングで、スタッフの一人(確か上級エコノミスト)が、彼が担当しているプロジェクトの支出先のほとんどがウガンダの役人のワークショップの運営費と旅費で、その他の前もって同意していた使い道になかなかお金が流れていないという懸念を説明していました。それを聞いていたうちのカントリー・マネージャーが、政府が自分たちの国のことを一番良く知っているのだから、彼らが決めた優先通りに資金が使われているのは当たり前でそれが違法に使われていない限り私たちは口出しするべきでないと言っていました。

その話を夫にしたら、彼の組織でもよくワークショップやトレーニングをやるらしく、それを悪用している人たちがいると話していました。例えば、首都で行われるワークショップやトレーニングに地方政府の人たちを招待すると、朝の登録だけ済ませて、ホテル代とランチ代を丸々もらってトレーニングには参加しない人たちがよくいるらしいです。彼のウガンダ人のスタッフもお金目当てにワークショップに参加する政府の人たちが少なからずいることをよく知っていて、お金が無駄になっているという事実をそこまで気にせず、いちいち上の人たちに報告しないそうです。キャパシティ・ビルディング(能力開発)とか、ナレッジ・シェアリング(情報共有)とかはドナーコミュニティーが好きな分野で、ワークショップやセミナーやトレーニングなどは途上国でしょっちゅう行われています。夫はこれからは参加していない人たちにはお金を支払わないようにとスタッフに注意したらしいですが、実行するのは容易ではなさそう。

先週、現地の新聞で、ウガンダの社会サービス委員会が、スイス・ジュネーブに本部のある世界エイズ・結核・マラリア対策基金から受け取った資金が、ワークショップやセミナーや旅費や車の修理やガソリンに使われるのを阻止したと書いてありました。ウガンダは数年前に意図した目的に資金が使われていなかった(腐敗があった)という理由でこの基金からの援助が一時停止されたという経験があるからだと思いますが、これが口先だけの約束ではないことを願います。

Monday, September 05, 2011

ウガンダのアパートと家具

ウガンダに来てから最初の4週間はホテル暮らしでしたが、アパートや一軒家をいろいろ見た結果、家具付き/掃除付きのサービス・アパートに住むことに決めました。一軒家は庭などがあって広々していていいなとは思ったのですが、メンテナンスが面倒くさそうだし(お手伝いさんがついてくるにしろ)、ベッドルームが4つや5つもあっても必要ないし、サービス・アパートだとゲートのセキュリティーガードや掃除・洗濯などのサービスがすべて付いているので楽かなと。一軒家に住んでいる外国人たちは自分たちで門番やお手伝いさんを雇ってお給料の交渉などをしなくてはならないようなので1年しかいない私たちにはサービスが付いてくるアパートが魅力的でした。案の定、毎日会社から帰ってくると部屋がきれいに掃除されていてとっても気持ちいいです。 あと食器や鍋やフライパンなども洗ってくれるし、洗濯もしてくれて洋服がきれいにたたまれて返ってくるので、なんて贅沢なんだとほんと思います。最初の頃は知らない人が私たちが会社に行っている間に家に入って掃除してもらうのは変なかんじがしたり、洗濯も洗濯機があれば自分でしたかったなと思ったりしましたが、すぐに慣れました。掃除や洗濯に割く時間って結構なものだと思うので、それがないのってやはり有難いです。

家具は付いてくるのですが、せっかくバルコニーからの眺めがいいので、バルコニーに置く用のラウンジ・チェアとソファを買いに行ってきました。いろんな家具が外にずらーっと並んでいて、やる気なさそうなウガンダ人たちが私たちが欲しい木を編んでできた椅子を作っていたので、交渉して私たち用にオーダーメイドしてくれるように頼んできました。






そして出来上がったのがこちら。ちょっと不安定ではありますが、週末はここでお茶したりワインを飲んだり本を読んだりして大活用しています。うちはコロロという外国人の多い地域で、丘の上にあるため景色が良いのが特徴。各国の大使のおうちも近所にいくつもあって、うちのお隣にはアメリカ大使が住んでいます。掃除や洗濯をしなくていい分、ういた貴重な時間を有効に使いたいと思います!