Friday, April 27, 2007

Wedding in Norway & Honeymoon in Tanzania

明日から、2週間休暇をとって現実逃避してきます。前半の1週間はノルウェーで過ごし、オスロで結婚式を挙げたあと(すでに日本で入籍&パーティをしましたが、、、)、後半の1週間はタンザニアにハネムーンに行ってきます。ノルウェーには私の家族が全員日本からはるばる集結するので、9人乗りのレンタカーでは足りず結局車2台での移動になりそうです。これでもし妹2人も結婚してそれぞれに子供ができたりしたら家族旅行は人類大移動並みだな~なんて思ったりします。しかも、嬉しいことに、同じ大学院時代を共に過ごした私たちの仲間5名が、わざわざ結婚式に来てくれるのです!飛行機代が結構かかるので期待していなかっただけに、これはサプライズでした(昨日のサプライズパーティにも来てくれた)。というわけで、結婚式前夜はノルウェー人もアメリカ人も含めみんなでダウンタウンのクラブに繰り出すこと決定。ノルウェーでは、ベルゲンという世界遺産に登録されているノルウェー第2の都市に行き、みんなで列車やフェリーを乗り継ぐフィヨルドツアーに参加する予定です。式&パーティの準備は、Tの家族がすべてやってくれていて、すごく有難いです。招待状、ヘア&メーク、ブーケ、会場装花、ケーキ、料理、DJ、カメラマン、などなど、私たちはノータッチ状態でTのお母さんに全部任せっぱなし・・・。Tのお母さんは日本でのパーティ&私の家族のおもてなしに感動したらしく、今度はノルウェーで私の家族を喜ばせたいとのことで、披露宴が行われるレストランのシェフはヨーロッパの料理コンテストで賞をとった人でいろんな高級食材を使うだとか、花屋さんは毎週テレビに出演しているプロだとか、私とTはへ~すごいね~といったかんじでまるで他人事のようです・・・。ノルウェーに行ったら実感が湧いてくるのかな。ひとつだけ心配なのは、当日のヘア&メーク。日本人じゃない人にしてもらうのはちょっと不安。ノルウェー人好みのメークがアジア人の私に果たして合うのだろうか。。。ノルウェーでの案内役&通訳&花嫁の任務を終えた後は、アムステルダム・ナイロビ経由でアフリカ・タンザニアへ飛び、ザンジバルという島でぼけーっとのんびりする予定です。現地の日本大使館で働く大学院の先輩Mさんとの再会も楽しみです!それでは、2週間後にまた旅行記を(バージョンアップした写真と共に)載せたいと思います。

Thursday, April 26, 2007

サプライズ

今日はTと、大学院の同級生で2年前に結婚したカップルと4人で、彼らのおうちでディナーをする日。彼らはつい最近子犬を飼い始めたので、生まれて数ヶ月の子犬にも初対面できるし楽しみだね~と午後7時半頃ワインを持参しデュポン・サークルの彼らのアパートへ。インターホンを押して、中に入って、「ようこそ~」「今日はありがと~」「きゃーわんちゃんかわいいね~」なんて会話をしていたら、突然「サプラ~イズ!!」の掛け声とともに大学院時代のいつもの仲間たちが奥の部屋からぞろぞろと登場してきたんです。私もTもあっけにとられて、「え?なになに?今日は4人でディナーじゃなかったの?」と最初とまどいましたが、みんなからのハグを受けながら私たちの結婚祝いだということに気づきました。実は、すでに日本で入籍も結婚パーティもしていますが、来週Tの母国ノルウェーでも結婚パーティをすることになっていて、ノルウェーまでは行けないから出発前にDCで祝おうという案が彼らの間でメールで回っていたらしく、それがこのようなみんなが集まれる平日のサプライズ・パーティ開催につながったようです。みんな仕事で忙しいのに、料理やケーキなどを準備してくれていて、素直に感動してしまいました。本当にありがたいです。このささやかな喜びを胸にこれからもがんばっていこうという気になれました。サプライズのお祝いって素敵だなぁと改めて実感。みんなに恩返しができるといいな。

Sunday, April 22, 2007

銃社会アメリカ

皆様もご存知のバージニア・テックの銃乱射事件。これだけ銃規制の緩い国に住んでいる私たちもいつ事件に巻き込まれてもおかしくないので恐ろしいと思うのが自然だと思いますが、私はそれ以上に「またか」という失望とこれだけ数多くの銃関連事件が起きても銃規制をしないアメリカに対する憤りを感じます。ちょうどワシントンDCに初めて来た頃に起こった連続狙撃事件を思い出しました。

なぜアメリカは銃を手放せないのか。アメリカ憲法第2条では、「武器を所持する権利」を明確に保証しています。つまり、アメリカが独立戦争を勝ち抜いて晴れて新たな国家を成立させたときの、自由と民主主義を今後も守り続けるためには武装しても良いという決まりごとが、今も変わらず残っているのです(注:この条文の解釈は、民兵の武装に適用されるだけという説と、個人レベルにも適用されるという説に分かれている)。アメリカの銃社会を象徴する全米ライフル協会(NRA)は、この憲法第2条の「武器を所持する権利」は個人にも認められていると主張し、それを根拠に銃規制に反対しています。このNRAは銃愛好家の拠り所でもあり、政治的な発言力が強いのも事実です。(数年前に話題になったマイク・ムーアのドキュメンタリー映画「ボーリング・フォー・コロンバイ」はアメリカの銃社会/NRAの実態をクリティカルに描いています。)

市民が武器を所持する権利を認めるのは構いませんが、厳しい銃規制は絶対に行われるべきです。Tとも話していたのですが、アメリカでも日本やノルウェーのような銃を保持するための厳しい手続きや試験などを導入すべきです。今回の事件の容疑者は、犯行に使った2丁の銃のうち1丁をインターネットで、もう1丁を大学近くの銃器店で1時間足らずで購入したそうです。そんな簡単に銃が購入できるなんておかしいとしか思えません。銃撃事件は日本でも起こっているので完全にはなくならないのでしょうが、規制がとられれば犠牲者の数が減ることは間違いないと思います。

最後に。事件が起きてから1週間が経ちますが、毎日ニュースではバージニア・テックの事件が取り上げられていて、犠牲者や残された遺族のコメントを見ていると胸が痛くなります。30数名の命が一瞬にして奪われて1週間経っても騒ぎは収まりません。私はニュースを見ていて、今回の事件に動揺しているアメリカ社会が、イラクではアメリカによる攻撃と内戦によって30数名どころかもっとずっと多くの人命が失われているという事実にも同じくらい敏感になってほしいと思いました。

Saturday, April 21, 2007

ニューカメラ!

毎年4月15日はアメリカの税金の確定申告最終日。日本では会社が全てやってくれるので一般の人は自分で支払うべき税金を計算するということには縁がないと思いますが、こちらは自分で計算&確定申告をしなければなりません。先月末に夫が計算したら、なんと昨年20万円くらい多く払っていたので戻ってくるとのこと。早速、戻ってきたその資金を使って新しいカメラを買っちゃいました!以前からハネムーンに行く前に一眼レフを買おうと話していたのです。しかも夫は海外出張が多いので、せっかく珍しい国に行けるからもっといい写真が撮りたいとのことで、金曜にNikonのD80をネットで購入し、次の日に早速届きました。私のデジカメもまだ充分使えますが、やっぱりこれは写真の質のレベルが違います!といっても私には複雑すぎて使い方がよくわからない・・・。今週末は気温がぐっと上がってすごーく素敵な天気だったので、またスミソニアンまで散歩してきました。新しいカメラに大喜びのTは単なる近所の散歩に100枚も写真を撮っていました・・・。

Friday, April 20, 2007

今の仕事

私は現在所属する組織でリサーチがメインの仕事をやっているわけですが、優秀な人たちに囲まれて学ぶことが多い反面、自分の知識や能力が追いつかずついつい凹んでしまうことがあります。先日、チームのイギリス人(確かオックスフォードかどっかで経済学の博士号を取得後1970年代に世銀のヤングプロフェッショナルプログラムという超難関の採用試験を通って入ってきた人ですでに退職しているがこうしてプロジェクトベースで働いている)から、ワードで10ページくらいのペーパーが届き、「CHIE、あとはよろしく頼む。O段落目とO段落目をもうすこし膨らませて(expand)してくれないかな。あと、OOOのデータを見つけてどこどこに挿入(insert)して、ストーリーラインに矛盾点がないかどうか確認してくれ」との依頼があったんです。うわ~今はタスクマネージャーから依頼されているペーパーも終わっていないのに、、、と思ってもこれは大事な任務なので早速ペーパーを読んでみると、なんとも素晴らしい出来栄えで、私から言わせればかんっぺきな文章でこれ以上なにを加えればいいんだ・・・?と途方に暮れてしまったわけです。でも、なんとかして自分の付加価値を加えなければならないので、私の限られた能力を最大限に使って新たなデータやコメントを加えたりしながら書き上げました。まあ、それは無事に感謝もしてもらえてなんとか乗り切ることができたわけですが、やっぱり自分に足りないものは何かというと、特に次の2点だと思います。①ボキャブラリー:日常会話に問題はなくても、普段使っている単語の幅が狭いし、難しい用語や専門的な用語に対する知識が乏しい・・・〔改善方法〕ひたすら本を読む。テレビ・映画・ドキュメンタリーを見る。人と話すときは違う言い回しを使ってみる。②分析能力(analytical skill):ペーパーを記述的に(descriptive)書くことは得意ですが、自分にはそれを分析的に(analytical)書く能力がまだまだ足りないと思うんです。〔改善方法〕物事を理解するときは、なるべく既成概念/stereotypeを取り払って、その良し悪し/pro&conの両面を考えてみる。人と議論してみる。

そういえば大学院の授業で、critical thinking(批評的思考)やlogical thinking(論理的思考)といった授業があったのですが、今思えばそういうトレーニングができる授業も履修しておけばよかったな~と思います。今は修行の身ですが、早く自分の欠点を改善していけるよう普段から心がけたいと思います。

Monday, April 09, 2007

サクラ

ワシントンDCにも桜の季節がやってきました!と書こうと思っていたら、あっという間に散ってしまいました。。。ちなみにDCのソメイヨシノは日本が95年前に寄贈したもので、この時期は全米からポトマック河畔の桜並木を目当てに観光客が集まります。3月末にスミソニアンの桜が満開してようやく春到来!と思ったら、数日前から再び寒くなり気温は常に10度以下。土曜日は、友達が誘ってくれたお花見に行く予定が極寒のため中止になり、結局ホワイトハウスの隣にあるOld Ebbits Grillというレストランでみんなでブランチしました。Tはトリニダード・トバゴに出張していて今年の桜を逃す羽目に。。。(しかもこんな寒いDCに誤ってTシャツと短パンで帰ってきた。)でも4月になったということで、今年のではないですが学生時代に撮った桜の写真を載せちゃいます。来年こそはTidal Basinでお花見がしたい!