Sunday, June 03, 2012

ウガンダで交通事故が起こると・・・

ウガンダでは、交通ルールがあってないようなもので、隙間さえあれば逆走しようが歩道をまたごうが、みなさんはちゃめちゃな運転をします。ラッシュアワーの交通渋滞は本当にひどく、みんなが周りの人たちのことを考えず自分勝手な行動を起こすので、いろいろな道が無意味にふさがれ、時間帯に寄っては会社から家まで普段5分で帰れる距離に2時間かかることもあったりします。そんな運転の荒い国なので、交通事故が日常茶飯事に起きていますが、先日夫の会社のドライバーがウガンダ西部の地域事務所からカンパラの本部へ向かう途中に交通事故に遭ってしまいました。
ここウガンダでは、交通事故が起こるとまずどうなるかというと、人が一斉に車にたかってきて、車のありとあらゆる付属品を盗みはじめます。ミラーや、ワイパーや、スペアタイヤなどなど、夫の会社の車もこの事故のせいで保険会社が払ってくれる以上の損失を被ることに。しかも、ぶつかった相手の車は廃車と化し、そのドライバーはそそくさとその場から逃げたらしいのですが、後日夫の会社のドライバーがドナー国に雇用されていると知ると、お金を巻き上げられると思ったのか、警察へ出頭し、私は被害者だ、夫の会社のドライバーを訴えたいと言ってきたらしいです。
夫の会社のドライバーは自分は何も悪いことはしていない、相手の車がぶつかってきたと主張し、二人の主張が全くかみあわないので、夫がわざわざカンパラから6時間もかけてウガンダ西部の警察署まで会社の弁護士を連れて行く羽目に。こちらの写真の右側の倉庫みたいなのが警察署。ちなみに写真の正面にあるのが牢屋だそうです。なんか今すぐにでも逃げ出せそう。そしてこの大量の自動二輪者は事故に遭ってもはや動かないもの。ちなみに、この自動二輪者はウガンダではボダボダと呼ばれ、タクシーとして広く使われています。このボダボダがさらに交通のカオスを招いているのですが。。。


結局話し合った結果、夫の会社が保険会社がカバーしてくれる範囲の損害賠償を払うことで合意したのですが、警察官は法廷にもっていかない代わりに堂々と賄賂を要求してきたらしく、夫は怒ってNOと言って出てきたらしいです。本当に、賄賂が当たり前で外国人からはお金を巻き上げられるだけ巻き上げようという腹黒さを目の当たりにして夫も嫌気がさしているようです。。。