Wednesday, December 19, 2007

DC帰還→ペルー&チリへ

アフリカから2ヶ月半ぶりにワシントンDCに戻ってきたら街中がクリスマスのイルミネーション一色で、ああ世の中はもうクリスマスなのか~ということを実感しています。アジスアベバは全くクリスマスを感じさせない街だったし。。。熱帯地域から一気に極寒のDCに戻ってきて私もTも風邪気味です。DC寒すぎる。こんなに寒かったっけか・・・帰国直後に、日本から前職同期のYとAがうちに遊びにきてくれて日本に戻ったかのようにとっても楽しかったです。Tが夕飯に美味しいラム料理を振舞ってくれたし。でも4人とも時差ボケがとれていなかったので夜更かししておしゃべりし続けられなかったのが残念・・・。

そして明後日から再び旅に出ます。今年のクリスマスはペルーで、年末年始はチリでTの家族と過ごす予定です。クリスマスはノルウェー人にとって家族で過ごす一大イベントなので、Tママがはりきって今年の7月にチケットからホテルからガイドまですべて予約してくれました。そういえば去年のクリスマスが終わったと思った1月くらいから今年のクリスマスはどうする~なんて言っていたし。。。

アンパッキングをさっきしたかと思ったら再びパッキング。。。二人とも風邪気味だし時差ボケも完全にとれていないしもう旅はちょっとしんどいです・・・今年は一度も日本に帰れなかったから実家に帰って年越しそば食べて日本の美味しいみかんを食べながら紅白見て新年はおせち料理とお雑煮を食べたい。この気持ち、Tにはわからないだろうな・・・。でもクリスマスと年末年始はやっぱりノルウェーのみなさまのご意向を優先してしまう。と、ちょっと疲れているのでネガティブになってしまいましたが、ペルーもチリも今は夏だし!マチュピチュはずーっと行きたかったところだし!チリのビーチでのんびりできるし!プラス思考でいきたいと思います。Yが日本から買ってきてくれた葛根湯を飲んで気合で風邪治します!

というわけで、今年のエントリーはこれが最後かと思います。でも旅から戻ってきたらまた旅行記をアップすると思います。ペルーとチリでもTがまたカメラマンのように写真を撮りまくると思うし。数千枚の単位で。。。今年は年の半分近くは家にいませんでしたが、いろんな国に滞在できて多くのことを経験・吸収できて、改めて充実した1年間でした。職が不安定というマイナス要素はありますが、こんなふうに自由に動きまわれるのも今しかできない気がするので引き続き積極的に活動していきたいです。でもTとずっと離れ離れはいやなので一緒に途上国に行けるチャンスはないかな~などと考えています。来年はどんな1年になるんだろう。。。相変わらず、何が起こるか全く想像がつかないです。

皆様もどうぞ素敵なクリスマス&年末年始をお過ごしください。Wishing you all happy holidays!

Monday, December 10, 2007

ウガンダ滞在記:サファリ初体験☆

週末、ムブロ湖国立公園という、主に野生の草食動物が見られるというサファリに行ってきました。首都のカンパラから車で約4時間のところにあります。本当はゴリラが見られることで有名な(かつ大人気の)サファリかクイーン・エリザベス国立公園に行きたかったのですが、遠すぎるので今回は断念しました。ムブロ湖国立公園はサファリの中では比較的小さく、ケニアやタンザニアの壮大なサファリに行き慣れている人には多分物足りないと思われますが、私は今回サファリ初体験だったので十分楽しめました。

ウガンダは赤道直下に位置する国で、車で移動中に赤道を越えました!念のため記念撮影。

土曜の早朝に出発したので、眠すぎて私が車の中で熟睡している間にサファリに到着。Tに、ほら、インパラがいるよと起こされて外を見てみたら、本当にインパラの群れが眼の前にいて大興奮!


大草原の中で動物を見るのと、日本の動物園で飼われた、おりに囲まれた動物を見るのとでは感激の度合いが違いすぎます。 次々と出てくるいろんな動物に目を奪われていると、茶色い動物が遠くからこちらをじっと見ているのに気付き、「うわーライオンだー!」と声をあげたら、Tに「あれは犬だよ」とつっこまれました。このサファリにはライオンはいないと知っていたのにも関わらず、寝ぼけていたのかライオンに見えてしまったんです・・・ドライバーさん必死に笑いをこらえていたし。。
シマウマもいっぱいいてかわいかった!この公園内にシマウマだけで8,000匹はいるらしい。

私たちが泊まったロッジは、壮大なサバンナを見渡せる丘の上にあって景色が最高でした。ちょっと肌寒くてプールには入れませんでしたが、草原の動物たちを真下に眺めながらロッジのプールで泳ぐこともできます。
お部屋もこれまた素敵で、テントでできていました。ベッドには蚊帳がちゃんと付いていたし、オープンバスルームもお洒落なつくりでした。サービスも良くご飯も美味しかったのでかなりお勧めです→http://www.mihingolodge.com/


こちらがロッジのテラスから見える景色。
ホテルでランチを済ませたあとは、ムブロ湖のボートを楽しみました。残念ながら天気があまり良くなくてワニは見れず。でもカバがいっぱい浮いていました。
湖からホテルまでの帰り道、このサファリではすごく稀なヒョウを見たんです!私は恐ろしすぎてサファリカーの中から出れなかったのですがTは車の外に出ていちいち三脚を立てて写真を撮っていました。一人で超ドキドキしていました。この草むらの真ん中あたりにいるのがそのヒョウなんですがわかりますかね。。。あーこわかった。
次の日は、朝5時起きでゲーム・ウォークにチャレンジ。私はサバンナを歩くなんて動物に食われるんじゃないかと気が気でなかったのですが、Tはかなりやる気で無理やり起こされました。もちろん、レンジャーと呼ばれる現地の機関銃を持ったプロと一緒なので大丈夫のはずなんですが。ドライバーさんにはでっかい蟻にかまれると危険だから足元には気をつけてと言われたけど私たちハイキング用のブーツなんて持ってないんですが・・・なんて一人で心配しまくっていましたが、朝のサファリは空気も美味しくて日の出も見れたりして丸々3時間良い散歩になりました。Tが夢中で写真を撮っている間私は変な虫を見つけたりインパラやシマウマに近づたり(いつも逃げられましたが)かわいいお花を見つけたりして何気に楽しんでいました。このときの山場は、バッファロー(アフリカ水牛)に遭遇したことです。バッファローは巨大で突然走り出して人にアタックしたり、ときにはサファリカーをひっくり返したりすると聞いていたので、私はびびりまくりでした。Tが写真を撮るのを待ってさっさと逃げました。こちらがそのときの写真。
他にも、トピやブッシュバックやエランドやウォーターバックやバブーンなど様々な動物に会えました。動物好きの人は絶対楽しめると思います。今度はやっぱりケニアかタンザニアのアフリカ象とライオンが見られるサファリに行ってみたいです。

Friday, December 07, 2007

ウガンダに到着!

昨日の午後、Tの出張先のウガンダの首都カンパラに到着しました。今年に入って3つ目のアフリカの国です。首都だけを比べるならば、カンパラは道も整備されていてビルも多くてアジスアベバより発展している印象を受けます(写真はすべて夫がとったカンパラの景色です)。それに、アジスは物乞いが多いですが(特に信号が赤になって車が止まると外国人に寄ってくる物乞いが多い)カンパラではそのような光景は目にしません。あと、イギリスの影響からか家々の外観がきれい。アジスではあんなに素敵なヨーロッパの田舎にあるような一軒家は見ないなぁ。。。
エチオピアを去る前夜、日本人の方々と夕食をご一緒させていただいたときに、ウガンダではエボラ出血熱が発生したらしいということをお聞きしてちょっとびびっていましたが、もちろんそれは本当ですが首都は大丈夫みたいです。でもこの週末は首都から車で4時間くらいの国立公園に行ってきます。病気にならないように楽しんできたいと思います。

Tuesday, December 04, 2007

エチオピア滞在記:テニス上手くなりたい

エチオピアと全然関係ないネタですが最近再びテニスが上手くなりたい病にかかってます。日本で働いていたときに会社のテニス合宿に参加してテニスが上手い人って(女性も男性も)なんてかっこいいんだろうと思って、テニス上手くなりたい病にかかってたくさん練習したけど、アメリカにきてからTと毎週末ただ打ち合いをやっていたから(しかも私は全然相手にならないので)真剣さを忘れていました。が、エチオピアにきて、JICAの皆様に週末テニスに誘っていただくようになってから、やっぱりテニスが上手くなりたいと思いはじめました。ダブルスで試合をやると特にそう感じます。ワシントンDCにテニススクールってあるのかな。でも高そう。こっちだとすごく安く練習できるのに・・・。中学高校のときは、テニスができる人よりサッカー選手が好きだったけど今はサッカーはどうでもよくてテニスのフォームがきれいな人に憧れます。なんでだろう。。。

ところで、エチオピアでの滞在もあと2日になりました。明後日にTがいるウガンダへ行きます。そしてウガンダに1週間滞在したあと、Tと一緒にワシントンDCに戻る予定。またウガンダ滞在記も載せようと思います。ちなみに私の父は私のエチオピア滞在記を読んで母にエチオピアに行こうよとか言っているらしい。でも確かに自然や歴史を感じると私の家族にも見せたいなーと思います。とりあえず写真だけでも楽しんでね。あといよとゆうかにも見せておいてね。

Friday, November 30, 2007

エチオピア滞在記:標高3,100メートルの山を登る


ゴンダール2日目。再び早起きして、山登りにチャレンジすることに。ホテルから車で舗装されていない道を走ること約45分、車が入れなくなるところで車を止めて、山頂のビューポイントまでガイドさんに付いてひたすら歩きました。観光客らしき人たちは私たちだけで、案の定地元の子供たちもなぜかぞろぞろと付いてきて、知らぬ間に一番大きな女の子が私の手をとって足場の悪い道のりを歩くのを助けてくれました。(もちろん最後にしっかりチップを請求されました…)

この山はセミエン山脈といってアフリカの代表的な山脈の一つで、私たちがプチ・トレッキングしたところは標高3,100メートル。二人ともまったく高山病にならなかったのでよかったです(二人ともそんな標高が高いところを歩くとは知らなかった。)歩いていると次々に、息をのむような絶景が眼の前に現れてきます。
こちらの山羊、野生なのか飼われているのか不明。あと、バブーンと呼ばれる野生のサルがいっぱいいました。
急峻な渓谷をのぞきこむ私たち。左のガイドさんが指差しているのがお猿さんたち。
写真を撮りまくっていた夫は大いに遅れをとることに。ずっと先に見える白い点が私です。

これが、私たちが立っていた崖。かなり急でこわかったです。一瞬、ずるって滑って落ちたら終わりだーとか考えてしまいました。高所恐怖症の人には無理かも。
以上、雄大な山々の景色にたくさん魅了された体験でした。今回の旅は、日常生活から離れて歴史と自然を満喫できたのでTも私も大満足。Tはいつかまたここに戻ってきて本気でトレッキングをしたいと言っていました。私も時間があったらセミエン国立公園まで行きたかったなぁ。

Thursday, November 29, 2007

エチオピア滞在記:エチオピアの古都ゴンダールへ


ラリベラから飛行機に乗って今度はゴンダールへ。遅れることで有名なエチオピア航空、見事に3時間も遅れました。時間が少ないので結局ここでもガイドをお願いすることに。最初車込みで600ブルと言われましたが半額の300ブルまで値引きしました。やっぱりガイドさんがいれば重要なポイントを見落とすことなく一通りまわれるしエチオピアの歴史や文化についても学べるので価値ありです。

ゴンダールは17世紀から18世紀までエチオピア帝国の首都だった町。ゴンダール地域もユネスコの世界遺産に登録されています。最初に向かった先は、内部装飾が豊かなダブレ・ベルハン・セラシエ聖堂。この教会の天使の天井壁画が有名で、天井は80もの微笑む天使の顔に覆われていました↓
次に、ゴンダールの主要観光スポットである、エチオピアの歴代の王によって建てられた6つのお城を見に行きました。すべてのお城が一つの敷地内にあります。


ひとつひとつのお城の説明は省きますが、アラビア様式やヨーロッパ様式の石造りのお城はとても立派でした。いろんな国のお城を見るのは文化の違いが垣間見れて面白いです。日本のお城は質素、タイのお城は金だらけできらびやか、イギリスやフランスはゴージャス、エチオピアは・・・石造りだから重々しいかんじ?ですかね。


第二次世界大戦中にイタリアがエチオピアを占領していたとき、イタリア軍がここのお城を軍の本部として使用していたことからイギリス軍の空爆を受け廃墟となってしまったものもありました。(歴史的建造物は守ろうよってかんじですが。)屋根がなくなってしまったお城の中から見た空模様。


その後、ファシラダス王の浴場を見に行きました。浴場っていうかこれは巨大なプールでしょ!というくらい大きかったです。浴場の周りを取り囲む壁に木の根ががっしり張ってあり、長い歴史を感じさせます。
夕方5時頃ガイドさんと別れて、ゴンダールの町をぶらぶらしました。ゴンダールはラリベラと違って人口も多く町が栄えていました。ゴンダールは標高2000mという立地条件を備えているので、ファシリダス王は低地に蔓延したマラリアから民を守るためにここに遷都したとも言われています。だから夜はアジスアベバ同様肌寒かったです。夜は宮殿の前にあるHabeshaというローカルレストランでエチオピア料理を食べました。ここのラム料理がすごく美味しかったです。

Tuesday, November 27, 2007

エチオピア滞在記:ラリベラの早朝

前日は朝5時起きで、しかも一日中歩きまわって疲れたので早めに就寝。ちなみにラリベラは水不足の問題を抱えていて朝晩3時間しか水が出ませんでした。次の日はなぜか朝6時に起床。早く写真を撮りたいからと、支度をしている私を置いてTはさっさと外へ出ていってしまいました。支度を終えてTを追いかけると、やっぱり朝の6時半でもTの三脚のまわりには子供たちが集まっていました。みんな早起きだなあ。

こんな、壊されていないありのままの大自然を眺めていると日常のちっぽけな悩みとかはどうでもよくなります。ワシントンDCやアジスアベバにいると毎日せわしないけど、こうしてTと一緒に丘の上に座って目の前の自然を眺めてただのんびりできるだけですごく幸せに感じました。

エチオピア滞在記:夫がエチオピアにやってくる~世界遺産ラリベラへ~

先週水曜日から今週月曜日まで、サンクスギビングを利用してTが出張先のウガンダからエチオピアへ遊びにやってきました。待ちに待った1ヶ月半ぶりの再会。もちろん、到着した日はエチオピアレストランへ連れていき、エチオピア料理&エチオピアダンスを堪能してもらいました。そして次の日は短い滞在期間を最大限に活用すべく容赦なく朝5時起きで、世界遺産をめぐる旅へ出発!

最初に向かった先はエチオピアで最も有名な観光地であるラリベラ。アジスアベバから飛行機で約1時間のところにあります。 空港から町の中心地までの大自然が本当に壮大で、車で移動の30分間はその景色に目が釘付けでした。
ホテルに到着し、チェックインを済ませてから町をぶらぶら散策しました。すっかりカメラにはまってしまい、私がいない間に勝手に新しいレンズを購入していたTは、相変わらず写真を撮りまくっていました。観光地だけあって、立ち止まって写真を撮っていると子供たちが集まってきてお金をくれとせがんできます。Tが三脚を立ててカメラをセットしようとするとあっという間に子供たちに囲まれていました。それでもTはカメラに集中。

ラリベラへ来た目的は、ユネスコの世界遺産に登録されている、地下に彫られた「岩窟教会群」を見ること。12世紀に、エチオピアのラリベラ王がなだらかな斜面にあった巨大な岩を地下にくり貫いて造った11の教会が今でも残っているのです。岩でこんなすごい建築物が造れるなんて信じられん、とただただ驚くばかり。ひとつの教会から教会まで移動するにも岩でできた通路を通ったり真っ暗な洞窟をガイドさんと手と手をつないで、低くかがんで歩いたりしました。足場が悪いので歩きやすい運動靴を履いていてよかったです。あと、教会の内部に入るときは毎回靴を脱がないとならないので、靴下を履いていないときついです。教会内部に敷き詰められたカーペットは古くてダニやノミに侵されているとガイドブックにあったので、私は毎回ジーパンを巻き上げて床につけないように注意しました。
11の教会の中でも最も有名な教会がこちら、聖ジョージ教会(別名聖ギオルギス教会)。人が写っていないのでこの教会の巨大さがわからないかもしれませんが、ほんっとうにでかいんです。こんなのを800年も前にどうやってつくったんだろうか・・・一つの岩を掘り下げて造られているんですよ、これ。とにかくすごすぎでした。

教会は11もあるので、すべてはまわれませんでしたがそれでも3時間に渡ってひたすら歩いてかなり疲れました。政府公認のガイドさんは歴史とともに教会についていろいろ説明してくれるのでガイド料はちょっと高いですがお願いして本当によかったです。というかガイドさんがいないと教会から教会までの移動が複雑で探すのが大変だと思いました。教会の入場料は地球の歩き方によると100ブルでしたが、去年の秋から200ブルに値上がりしたそうです。
最後に、こちらはラリベラの夕暮れです。丘の上から眺める夕焼けはすごく幻想的でした。