Wednesday, January 30, 2008

焦る気持ち

気付けば、最近ブログが旅行記化しているので、今回は今考えていることを記しておこうと思います。ちょっと暗くなりそうですが。。。

もうワシントンDCに引っ越してきてから1年以上が経ちました。先週、ちょうど1年前に会った人とランチをしたときに、気付いたこと。「今の契約は短期なので、次の職を探しているんです」って私、1年前と全く同じことを言ってる。

昨日はエチオピアとのビデオカンファレンス。1年前と全く変わらず、私が発言できることといったらロジ関係か自分が調べたデータや文献の概要をちらっとだけ。あとは、議論にも大して参加できず、2時間に渡る会議でひたすらノートをとり議事録をつくる。私より多分年が5歳くらいしか違わない女性がシニアの専門家と意見を言い合っているのを眼の前にして、そのとき思ったこと。「私は果たしてノートとりから卒業できるのだろうか。今自分の目の前にいる人たちのように、将来専門的なことを発言してチームにいなくてはならない存在になれるのだろうか。」悲しいことに、今のままじゃそんな自分が想像できないんです。

そして就職活動。本当は自分のやりたいことはわかっているのに、求人案内のQualification(資格/条件)の欄を見てとてもじゃないけど関連経験が足りないため応募を断念することばかりで更に暗くなる。そして、今の仕事もそうだけど、関心のある分野と違うところなのに、働かせてもらえるのならば「何でもやります!」的な精神で自分を安売り(?)していることに気付く。本当は何でもやりたいんじゃなくて、これとこれがやりたいのに、その経験が足りなかったりタイミングが合わなかったりで思うようにいかない。

そんなわけでなんだか落ち込んでいます。何気に卒業してから3年以上経っているのに、自分が成長している気がしないのです。大学の友達はすでに入社5年目とかでチームのリーダーをしていたり新卒の教育係りのヘッドをしていたり営業で成績トップになって会社にいなくてはならない存在になっていたりするのに、(+前職の同期の男の子たちは会社を辞めて自分たちで新しい会社を興してがんばっている。)私はチームのリーダーになったこともそんな業績を上げたこともありません。今の仕事だって短期契約で、その先はまた無職になるかもだし。。。フリーランスのコンサルタントとして食べていける専門性なんて何もないし。。。なんだか自分はすごく遠回りをしているような気がする。。。まわりの人の経歴がパーフェクトに見えて(パーフェクトな人はほんとにパーフェクトなんですけど)、定職にも就かずふらふらしている自分が情けなくなりたくないけど情けなく思えてしまうのです。隣の芝は青く見えるってこういうことなのかな。人は人、自分は自分とわかってはいるものの、困ったことに自分自身が今何を優先すべきかよくわからないのです。国際機関?博士課程?MBA?スペイン語圏でボランティア?民間?NGO?協力隊?JPO?かといってTとはできれば離れたくないし。うーん、どうしたらいいのだろう・・・。キャリア構築って難しい。。。

15 comments:

Anonymous said...

なんか、他人事ではないのでコメントを。。どうしてもこの世界で働いていると長期のビジョンで物事が見えなくなりますよね。何かをつかめる保証がなくても国際機関であがきつづけるか、それともキャリア以外にもっと優先順位をおくのか。私も日本を出るときに女のコとして大事なアレコレを捨ててきました(笑)ぜひ近々一緒にイースタンマーケットあたりでケーキでも、と言いたいところなのですが、今週の金曜日から19日までバケーションで南米なので(すみません)、また帰ったらゆっくりお話しましょう。

Anonymous said...

あ、名前入れ忘れました。上記のanonymousは神戸のまりです。

Chie said...

まりちゃん、

コメントありがとう!そうなの、特に私のような超短期契約の身としては、長期のビジョンで人生プランが立てられないのだよ。もう仕事探しは疲れたよ~。(年中そんなこと言ってる気がする・・・はぁ成長してないなあ。)まりちゃんは勉強がんばっているので私も刺激を受けます。それにしても金曜からバケーションかぁ、今週末ヒマだから思いっきり電話するつもりだったよ!それこそご近所だし一緒にイースタンマーケットでブランチ&買い物でもしましょ~というところだった(笑。バケーション、是非いっぱい楽しんできてね!!

Anonymous said...

久しぶりだね。

俺はちえちゃんの状況をよく知らないけれど、分かる限りで書くよ。

旦那さんが一番の相談相手になってくれていると思うけれど、相談以外に自分でできることはいくつもあるはず。

1.>求人案内のQualification(資格/条件)の欄を見てとてもじゃないけど関連経験が足りないため応募を断念することばかりで更に暗くなる。そして、今の仕事もそうだけど、関心のある分野と違うところなのに、働かせてもらえるのならば「何でもやります!」的な精神で自分を安売り(?)していることに気付く。

もし今の自分の立場に不満で、安売りもオプション外なら、答えは一つ。ひたすら上を向いて、仮に難しそうなポジションにでも、どんなに不利だと分かっていても、挑戦すること。それはキャリアだけでなく、一般的な人間間の社会関係にも言えると思う。俺はいつもそうしているよ。大学院の受験にしろ、博士課程の勉強にしても、恋愛にしても、もちろん何度も失敗しているけれど、今の自分はその過程でできている。当たり前のことだけれど、挑戦しない失敗よりも挑戦しての失敗の方が人間を強くする。ちえちゃんもそうできるはず。

2.周りの人間と自分を比べることに、現時点では肯定的な意味は少ないかもしれない。ただ同時に、ちえちゃんが知覚するその人達の「成功」の裏には、ほとんど表に出ることのない、そして多くの人は話さない、辛い努力の毎日と涙と汗があったはず。そして同時に、その人達の多くも現状維持に満足していないはず。彼らはいつも上を見ているからね。そう考えてごらん、ちえちゃんもそんな人達と大して変わらないよ。少なくとも俺から見ればちえちゃんも成功しつつある人間の部類に入る。

ハニー、元気を出して仕事探してごらん。今まで無理だと感じていた求人案内への応募を続けいけば、仮にすぐに結果は出なくても少しずつそのレベルで物事を見ることができるようになるはず。自分に自信を持って頑張ってごらん。努力と挑戦はほとんどの場合人を裏切らないよ。

そして自分が求めていたその結果が出る瞬間、やっぱり自分が正しかったと思うはず。頑張ってね。必ず上手くいくよ。

Anonymous said...

おいおい、元気だしなよ。
個人的には、石の上にも3年だと思うんだけど。
世銀の中で、短期契約からのし上ってチームのコアメンバーとして活躍しているようなロールモデルになる人はいないの?そういう人がいるのであれば、世銀はちゃんと使命のある仕事ができる場所だろうし、きつくても、いまの場所にしがみついていくがいいのでは?
もし、ロールモデルがいないんだったら、いまのキャリアパスじゃ希望が持てないから、今一度開発の中のどの分野(マクロ経済?Private Sector?ガバナンス?など)をやりたいのか洗いなおして、その分野で使えるハードスキルのある場所に動くってことなんじゃないのかな?
教科書的なコメントですまん。
連絡くれたら、相談のるよ。

Anonymous said...

久しぶり~!!俺の中での千枝はかなりポジティブなイメージがあるけど・・・いろんな経験を積み重ねて、いろんな人と出会うたびに俺も世の中には自分よりすごい経験をつんでいる人や頑張っている人がたくさんいるんだって思う。それを見てしまうとなんか自分のやっていることの正当性が薄れていく感じもする。
でも人は必ず成長はしているし必ず何かをしているんだよね~。その進み方がゆっくりな人もいれば早くからキャリアをつんでいる人もいると思う。自分のペースは崩さないようにね☆
俺も今たくさんの壁にぶつかっています。千枝に比べれば低い壁だけどね・・・
ワシントンは寒そうだね。体に気をつけて頑張ってね☆☆☆

Unknown said...

うーん、私も他人事じゃないなあ。まあこの業界誰を見てもそうすんなりとやりたいことをやれている人はいないよね。
 個人的には専門性を身につけるのってとても大事だと思う。まだ若いんだし、今日明日じゃなくて数年後に自分のしたい仕事にたどり着くために、多少遠回りをしても将来の自分の身になる仕事を選ぶ、つまり組織より仕事の中身や分野を選ぶほうが大事じゃないかなあと個人的には思います。それから、これはプライベートとの兼ね合いもあると思うけど、開発の仕事(に興味があればの話だけど)は絶対現場を知っていることが重要だと思う。
 あ、あと、成長していないってことは絶対無いと思うよ!昨年だってエチオピアに行って、周囲のコンサルタントに混じって色々仕事したわけでしょう?そういうの、絶対身になってるとおもうよ。そういう一緒に仕事した人とかには相談しにくいのかな?シニアの人は、また違う視点で色々アドバイスをくれるだろうし、人を紹介してもらえるかもしれないし。(もう色々相談しているのかもしれないけど。)
 私も年末にはまた仕事探しです。どうなることやら。

Chie said...

のりさん、

ご無沙汰しています!励ましのお言葉本当にありがとうございました。嬉しかったです♪
>挑戦しない失敗よりも挑戦しての失敗の方が人間を強くする
おっしゃるとおりです。以前はこりゃ無理だなと思っても、えいレジュメ送っちゃえ、みたいなところがあったのですが、1年以上経っても自分の“本当に”やりたい仕事に就けないと最近はアプライしてもどうせだめだしという内向きな気持ちが最初にきてしまうのですよね。やっぱりこの自信喪失がいけないですよね。。。のりさんがアドバイスしてくれたようにチャレンジし続けます!キャリアがパーフェクトに見える方々も裏で苦労されているんですよねきっと。私もまだまだがんばりが足りないな~。

それにしてものりさん、相変わらず映画のセリフのようなこと言いますね^^もし教授になることに興味がなかったとしたら俳優とか向いてそう☆

Chie said...

Kotsuji-san,

全然教科書的なコメントじゃないですよ!学校でお忙しいのにアドバイスいただけて嬉しいです。メールにも書きましたが、私の関心はPrivate sector developmentなのでこつじさんから学ぶことが多いです。世銀の仕事は確かに面白いけど、今いる部署は分野が違うので早く行きたい分野に移りたいのですが、気持ちばかり焦ってしまってなかなかうまくいきません。でも皆さんからアドバイスをいただいて元気も出てきたし落ち込んでたらだめだという気持ちになってきました。こつじさんはまさに私の関心分野に進まれるのでこれからもいろいろとご教示お願します!

Chie said...

まことさん、

ありがと~。基本はポジティブ&前向きなんだけどね、落ち込むときはとことん落ち込むのですよ。実は誠さんのほうがポジディブでない?うーん、私成長しているのかな~。私のやってることってなんだか大したことない気がするのよね。でももしそうなら自分を成長させるためにもっと真剣にがんばらなきゃいけないってことだよね。壁にぶつかったからって諦めちゃだめですよね。でもほんと、世の中にはすごい優秀な人たちがいっぱいいるよ。ため息がつくくらい。でも人と比べちゃだめだよね。自分のペースでがんばります!誠さんいつも応援してくれてありがとう。

Chie said...

Nozomi-san,

アドバイスありがとうございます!先月はウガンダで1年振りに再会できて嬉しかったです。そうなんです、専門性を身につけるのってこの業界では本当に重要ですよね。そこが私は弱いです。というかそこが弱いところが今の自信喪失につながっているのかも。。。おっしゃるとおり、私はこのまま自分の興味の分野でないところにいてはだめで、早く自分の身になる仕事を選ばなければと痛感しています。現場経験も大事ですよね。ワシントンDCのオフィスで働くより、ケオティックなアジスアベバで働いていたほうがよっぽど楽しかったです。でも、と同時にTと離れるのは辛い。。。ほんと、いろいろ考えてしまいます。今何を一番に優先すべきなのかって。シニアの人にも相談してみようかな。またどこかで(今度はゆっくり)お会いできるのを楽しみにしています!!

Anonymous said...

Chieさん

Masaです。ご無沙汰しています。
焦る気持ち、よくわかります。
同年代の人たちが活躍する中で、
自分っていったい何だろうと。

でも、全ての経験・経歴が役立っているし、
だからChieさんがあるのではないでしょうか。

私の場合は、まず、自分の長い人生にとって
一番何が大事かを考えること。
そして、腰を据えて、そのことに取り組むこと。
家族や友達、語学や様々な職場での経験は、
全て「履歴書」にも生きてくるのでは?

現場での勤務など、大きな決断をする時は
必要になるかもしれませんが、
焦りからというよりも、あくまで
自分自身の深い価値観・人生観に裏付け
られることが必要だと思います。

Steve Jobsの"Stay Hungry. Stay Foolish."スピーチは、結構好きです。
人生はマイペース、幸も不幸も「後付け」
で生きてくる世界のような気がします。
運が良い時もおごらず、運が悪いときもくさらず。
http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html

それではまた!
ご家族のためにも、お友達のためにも、
いつも元気でいてください。

Chie said...

Masa-san,

暖かいメッセージをありがとうございました。思わず涙がこぼれ落ちました。Masa-sanの言葉に感動したというのもありますが、悩んだときに遠いところから励ましの言葉を送ってくれる人がいることや頼れる家族や友達がいることに胸がいっぱいになり(ちょっと感傷的になりすぎと自分でもつっこみたくなりますが(苦笑))もう人に心配ばかりかけてないで元気にならなきゃという気持ちになれたからかもしれません。

>自分の長い人生にとって一番何が大事かを考えること。そして、腰を据えて、そのことに取り組むこと。
私はたまたま日本に生まれたけれど、たまたまとても過酷な環境で生まれたからっていつまでも貧困の罠から自力では抜け出せないような人たちがこの世の中にたくさんいるのはやっぱり不平等に感じます。その改善のために何かをしたいという気持ちは変わっていませんが、その中でも、自分は何がやりたくて何ができるんだろうとこれまで考えてきました。将来やりたいことは決まってきたので、その実現のために今からできることを真剣に、それこそ“腰を据えて”取り組んでいかなければと思いました。

何があってもどんなときでも私の味方でいてくれる家族がいて、励ましの言葉を送ってくれるかけがいのない友達や人生の大先輩がいて、私は本当に落ち込んでいる場合ではないしマイペースでもいいから前に進もうと思えてきました。Steve Jobsのスピーチ、すごく気に入りました。(ウガンダ出張中のTにもすぐ読んでほしくて早速リンクを送ってしまいました。)私も後になってみて点と点がつながっていたと思えるように今やるべきことを一生懸命やっていきたいと思います。

Anonymous said...

お~い。
元気になったようでよかったよ。
これは大変だと思い、ゆっくり考えてからコメントしようと思っていたら、こんなに日がたっちまった。

難しいことはなにもわからんが、
人生に無駄などなにもないさ!

友よ!一緒に歩もう!!

Tはやく帰ってくるといいね。
わたし、Yが出張中はなんかやっぱ、
さびしいよ。一緒にいると喧嘩ばかりなんだけどね。離れると人生一緒に歩める家族っていいなって思うけど…

子供、うんじゃえば?

Chie said...

kozu,

ありがと~。なんか職探しがうまくいかないと私はこれまで一体何をやってきたんだ、みたいにふっと立ち止まってしまうのよね。うちの両親にChieは暇になると落ち込むね、と言われたよ。でもこれは当たってる、忙しいときは悩んでる時間なんてないからね。やっぱTが1ヶ月半も出張に行ってしまったからというのもある。早く帰ってきてほしいよ~。

Kozuんちみていると私も早く子供がほしくなるけど、うちはあと数年はないな~私の職が安定していないからね。家(マンション)も買いたいし。しかも子供を生んで育てるのはアメリカよりヨーロッパの方がいいのではないかという話も最近でているし。もうちょっと先が見えてきて落ち着いてからかな~。ところでブログみたよ。Yくんの英会話のコメントかなりウケてしまった(笑)うちももうすぐ結婚記念日だよ、何気に近いんだね~N家の家族写真来年こそ年賀状にして送ってね☆