Saturday, July 21, 2007

ニカラグア滞在記:ボランティアその後















ボランティア初日は、私の考えが甘かったせいでうまくいきませんでした。ただ子供と戯れていればいいのかと思っていたけど、オウナーのMさんは明らかに私に積極的に子供を指導してほしいと思っている様子。Mさんは常に二人のご自身の赤ちゃんを両手に抱えているので、無理もありません。ボランティアがくるとなると、丸ごとバトンタッチして自分は自分の子供の面倒をみたいと思っているのかもしれません。なんせ二人ともまだ小さいので。ホームステイの家族とボランティア初日について話していたら、ひとつの妙案が浮かんできました。ホームステイ先のIには、7歳と5歳の二人の孫がいるのですが、いつも私に英語を教えてくれと頼んでくるので簡単な英語の単語を一緒に紙に書きながら教えていたんです。これだ!と思って、次の日から英語を教えることにしました。そうしたら、みんな興味津々で、私が例えば「Hola(こんにちは)は英語で何でしょう?」と聞くと、「ハロー!」と叫ぶように喜んで答えてくれました。「Gracias(ありがとう)は?」「サンキュー!」といったかんじで、単純な単語をみんなで声に出して練習するようにしました。そうするとこれは英語でなんていうの?とどんどん聞いてくるのでそれをひとつずつ紙に書いてみんなで声に出して発音するようにしました。2~3歳の子供たちはさすがに英語は理解できないので、紙とクレヨンを渡して絵を描いてもらいました。

私の英語クラスはなかなか好評だったようで、この施設とは関係のない近所の子供たちの友達まで遊びにくるようになりました。私は名前を覚えるのが苦手だったので、初日に書いてもらった自画像に一人一人の名前を書いて、暗記して、常に声をかけるときは名前で呼ぶようにしました。子供たちはやっぱり自分の名前を呼ばれたら親近感を抱くし素直に喜んでくれます。だんだん彼らと仲良くなってきて、私が外にある簡易トイレに行こうとするといつも数人の子供たちがぞろぞろ付いてくるようになりました。おにごっこをすると、必ず私がターゲットになり、いつもせっかく別の子をタッチしてもまたタッチし返されて常におにになるので、ぜーぜー息が止まりませんでした(←もう若くない。。)。きゃーきゃー言いながら逃げまわるので追いかけ甲斐がありますが、あのすばしっこさにはかないません・・・

男の子たちは、私に木にできた実を見せたいと言って草むらの中へ連れていこうとします。私の腰くらいの高さの草がぼうぼうにはえているので、へびが出そうでいやだと言ったらそんなの怖くないよといってさっさと行ってしまい、いや私は怖いよと思ったけど早く早くとせかされるので仕方なく付いていくことに。














Hが猿のように木に登り、マモンというフルーツをとってきてくれました。みどりの梅みたいな形をしていて、まわりに土がついていようと男の子たちは口に入れて食べていましたが私はおなかをこわした後だったので遠慮しました・・。















あと、私が一度トカゲにびびったことがあり、それを見た男の子たちが面白がってトカゲやバッタや変な虫をつかまえて競って私に見せにきました。私も子供のときはバッタなどをつかまえて遊んでいましたが、よくトカゲみたいな気持ち悪い爬虫類を手でつかまえられるようなあと感心しました。日本だったら女の子たちはきゃーきゃー言って逃げそうですが、こちらでは一緒に虫をつんつんしていました。

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