Sunday, January 21, 2007

お勧め映画①

先週まで異常な暖かさだったワシントンDCも、今日ついに雪が降りました。 1月上旬で屋外のプールで普通に泳げてしまうほどの暖かい日があったくらいだったのですが、やっとワシントンの冬らしくなってきました。(でも寒いのは苦手・・・。)今日はTお手製のオムレツ&ブルーベリー・パンケーキをブランチに食べて、その後ワシントン日本商工会の新春祭りに行こうと思っていたのですが、雪が降っているのでやっぱり家で映画でもみようかと。そこへTの友達から電話がきてみんなでフットボールを見ようということで彼は友達の家へ、私はフットボールにあまり興味がないのでこうして久々にブログをアップしています。写真は、Tの父からクリスマスプレゼントにもらったGeorge Jensenのお気に入りの花瓶♪

私たちはよく映画を見るのですが、ここで一つお勧めの映画をご紹介。 先日、日本で見逃してしまった映画「ナイロビの蜂」(英語では「The Constant Gardener」)をレンタルして見ました。ケニアを舞台にした先進国企業の国際的陰謀を題材にした映画で、監督はあの強烈な映画「シティ・オブ・ガッド」をつくったブラジル人フェルナンド・メイレレス監督。「シティ・オブ・ガッド」は実話に基づいているのですが、ブラジルのスラムの犯罪劇が生々しく、あまりにも残酷で本当に衝撃的でした。生まれてくる環境が違うだけでこんなにも命の尊さに対する感情が違ってしまうものなのか、どうしてあのような社会構造が生まれてしまうのか、一体貧困とは何なのか、生きることの意義は何かなど、いろいろと考えさせられました。「ナイロビの蜂」を見終わったときも何とも言葉に表せない、やりきれない気持ちになりました。途上国と先進国の関係の闇の部分を鋭く暴いていて、現実味を帯びています。「シティ・オブ・ガッド」も「ナイロビの蜂」も現地の雰囲気や緊張感が伝わってくる素晴らしい作品だと思いました。

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