Thursday, October 02, 2008

我が組織のオリエンテーションの感想

つい最近自分の契約のステイタスが変わったため、4日間にわたるオリエンテーションに参加してきました。率直な感想:長かった!各組織の歴史からミッションやビジネス内容、ベネフィットの説明、キャリア構築、倫理、ITの使い方などなど、様々な内容を網羅したオリエンテーションでしたが、4日もいらないんじゃないかと思ってしまいました。参加者は全部で95名いたようですが(最後に参加者の名簿をもらった)初日に全員が端的な自己紹介をする機会が与えられるのですが、出身国はウルグアイやエジプトやブータンやカメルーンなどなど、その場だけで40カ国以上の人がいたと思います。これこそまさに世界の銀行ってかんじだなーと思いました。でもやっぱりインド人が一番多かったかな。

3日目のDiversity&Inclusionのセッションで、人事部の人が我が組織は多様な人材を様々な国から雇っていると誇らしげに語っていましたが、参加者からBrain Drainの問題を指摘されて困っていました。Brain Drainとは要するに途上国の優秀な人がよりよい仕事・生活を求めて先進国へ流れてしまう問題で、この組織でも途上国の優秀な人たち(その多くは政府出身者)を雇っているのです。もちろんいろいろな国から人材を集めるのはこの仕事柄大事なことではありますが、人材が限られた小国から優秀な人をどんどん雇ってしまってはHuman Capitalの蓄積を支援しようとしている我が組織の戦略にある意味矛盾しているわけで果たしてその国のためになるのかなと疑問に思ってしまいます(しかも彼らは必ずしも自分の国のプロジェクトを担当しているわけではありません)。あとから母国へ戻ってここで得た知識や経験を母国の発展に生かすのなら話は別ですが、そのまま米国市民権を申請して残ろうとしている人たちもたくさんいるみたいです。やっぱりお給料が母国での仕事の10倍とかもらえたりすると仕方ないのかなと思ってしまいます。HRの人もうまく返答できずで改めて難しい問題だなと思いました。

ところで話は全く変わりますが、最近とってもBlackberryがほしくなってきました(メトロの大々的な広告戦略にまんまと引っかかっている消費者です。)iPhoneのほうがデザインも機能も好きだけど(しかも我が家はiMacだし)、iPhoneはうちの組織のメールやカレンダー機能とのCompatibilityがないらしい。でもBlackberryを買ってしまうといつでもメールがチェックできてしまい休息感が減ってしまう危険性もある。どうしようかなぁ。

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