Thursday, September 13, 2007

上杉鷹山

かつてケネディ大統領が最も尊敬する日本人に挙げた“ウエスギ・ヨウザン”。何かのメールマガジンで上杉鷹山の偉大さについて読んだことはあったものの、彼の歴史小説を読んだのは初めてでした。というのも、グアテマラにいる間に知り合いになったJICA職員の方からたまたまお借りしたのです。上巻・下巻と2冊あるのですが、面白すぎて、というか彼の強い信念と実行力に感銘を受けまくって一気に2日で読んでしまいました。途中、感動して涙が止まらなくなることも。。

上杉鷹山は、九州高鍋の小藩から17歳の若さで名門上杉家の養子として米沢藩の藩主の座につき、財政危機に陥って自滅寸前の米沢藩の改革を既存の形式主義にこだわらずに思い切って進めた人です。さまざまな逆風にも耐え、最後まで自分の信念を貫き通した鷹山に大いに励まされました。日本人として彼のような人物が存在したことを誇りに思います。

「藩政改革は民を富ませることにある。藩政府が富むことではない。」 「民は国の宝だ」
と言い続けて本気で改革を実行した鷹山。これを無理やり開発にも当てはめてみるとこんなかんじ→「途上国開発は国民を富ませることにある。途上国政府が富むことではない」

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