Saturday, September 01, 2007

グアテマラ滞在記:インターンシップ総論
















本当は第2週、第3週・・・と順々に書いていこうと思っていたのですが、長くなりそうなのでここで無理やりまとめに入りたいと思います。私は地方巡業のほかに、リサーチのタスクをいただき、約2週間本部にこもってあるテーマについてリサーチ&ペーパー書きをしていました。簡単にご説明すると、私が働いた組織がマイクロインシュランス(日本語で小口保険?)という新しい金融商品の導入を考えていて、グアテマラのマイクロインシュランス市場の動向についてと他の途上国でのマイクロファイナンス機関と保険会社とのパートナーシップの教訓について調べてレポートにしてマネジメントの方々にブリーフィングしました。スペイン語でペーパーを書いたのは初めてだったので、スタッフの人やホテルのグアテマラ人に何度も助けてもらいました。その2週間は、仕事が終わらないんじゃないかと心配で夜もホテルに戻ってから仕事し続けました。めでたくそのタスクが終わったあとは、再び地方巡業に出て、私が調べたことに基づいて健康保険や生命保険などに加入していない顧客にインタビューをして保険商品に対する需要やリスクの調査をしました。私にとっては大変やりがいのある仕事でした。

インターンシップ最終日、カントリー・ディレクターがランチに連れていってくれました。そこで他のスタッフの方々が待ってくれていて、なんとテーブルクロスやチョコなどのプレゼントをいただいてしまいました。これは本当に予想外でした。私の面倒を見てくれたコーディネーターのIの目に涙がたまっているのを見たとき、やばいこれはもらい泣きしてしまうと思ってぱっと目をそらして笑顔でその場を乗り切りました。受付担当のDは、自分の胸に付けていたエンジェルのネックレスをとってこれを見て私を思い出してねといって私にくれました。感動しましたという単純な言葉でしかそのときの感情を表せないのがもどかしいのですが、みんなの心遣いが本当に嬉しかったです。ワシントンに戻ってから、みんなと撮った写真とともに感謝のメールを送りました。

最後に、マイクロファイナンスの組織の問題点や課題などを書こうと思っていたのですが、Tにお世話になった組織を批判するようなことを公のブログに書くべきではないと注意されたので、ここには書かないことにします。私が働かせてもらった組織は、家族のようにスタッフの仲がよくて職場の雰囲気はすごく明るかったです。そのようなところで働くことができて本当にラッキーでした。ホームステイをしながら現地の人の生活を少しでも体験したり、現地の子供たちと一緒に思いっきり遊んだり、一つの地域だけでなくていろいろな地方を訪ねていろいろな人と話したりすることは、途上国の問題点を様々な角度から見て分析するための重要な要素だと改めて感じました。これからもチャンスがあれば(そしてなるべくTに心配をかけないように)どんどんチャレンジしたいです。  (完)

2 comments:

Anonymous said...

おつかれさまでしたー。
マイクロ・インシュランス、めちゃくちゃ興味あり。
また、教えてくださいね!

Chie said...

こつじさん、

コメントありがとうございます!ここには書けなかったことも含め次回お会いしたときにいっぱいお話できるのを楽しみにしています!先週はウォートンのKさんと神戸大のNさんのFarewellでした。皆さんがDCを去ってしまって寂しくなりました。。もし戻ってこられることがありましたら是非ご一報を!!