Tuesday, December 20, 2011
交通違反でウガンダの警察官に捕まる
ウガンダの腐敗率が高いことは言うまでもないですが、先日警察官に捕まったときにこの国の公務員の腐敗を目の当たりにしました。先週末、友人らとのディナーを終えて帰宅するときに、一方通行とは知らず逆走してしまい、運悪く警察官に止められてしまいました。私は停電のせいで街灯もないし真っ暗で一方通行だったのも知らなかったと、文句を言い続けましたが、私たちの車を取り囲む警察官が一人から三人に増え、夫はわかったわかった、もう遅いし早く帰りたいので手続きをしてくれと頼んだところ、そのうちの一人がだらだらとウガンダの交通法とか罰金を払うには警察本部に行って払わなければならないなどの手続きの仕方を説明しはじめ、まるで脅し(?)のように、免許証を取り上げられるかもしれないとか、大変時間がかかるとか、本当にいいのか?と聞いてくるんです。夫はすぐに、賄賂がほしいんだなとわかったので、もちろんそれでいい、早く違反の証明書と罰金請求書をくれと要求すると、うーん、どうしたい?もし私にお金を払うのなら見逃してやってもはっきりといいと言うではないですか。夫が、自分は罰金をちゃんと本部で払いたいと言ったのに、“賄賂”を払えと言っているのか?と聞いたら、もう一人の警官が、ぼそぼそと、「Let them go」みたいなことを言い、彼も“賄賂”という言葉を聞いてちょっと焦り、もういい、今回は見逃す、さようならと言って立ち去っていきました・・・。いろいろな人たちから話を聞くところに寄ると、交通違反の点数をとられて罰金を払うという正式な手続きをとるのは本当に時間がかかるらしく、警察官に賄賂を払うというのが手っ取り早いため、これが日常茶飯事に起こっているようです(なんとなく、わざと手続きを複雑にしている気がする。。。)こんなんでは交通違反は減らないし、(というか交通ルールは一体あるのかというレベルの運転の荒さですが)警察の収入も増えないし、公務員の腐敗はいつまでたってもなくなりそうにないです。
Sunday, December 04, 2011
両親初のアフリカ訪問
先週の日曜日まで両親がウガンダに10日間遊びに来ていました。 すでに退職している二人、 せっかく私がウガンダにいる間に行ってみようということで、 チャンレジ精神旺盛だな〜なんて感心している間に、 本当に航空チケットも購入し、 代官山にあるウガンダ大使館に自分たちでビザを申請しに行き、 黄熱病の予防注射も受けて、 ドバイ経由でウガンダまではるばるやってきました。 私たちのためにウガンダでは全く手に入らない大量の日本食を15 キロ以上も持ってきてくれました。ありがたや〜。 日本のお米ってやっぱり美味しい。 ウガンダの米で作ったおにぎりのまずさは今でも忘れられないです 。
この10日間は、ワイルド・ウォーター・ロッジという去年できたばかりのナイル川に浮 かぶ小島にあるロッジでナイル川を見渡しながらお風呂につかった り、ヴィレッジ・ウォークをして村人の生活を垣間みたり、 ボートに乗ってヴィクトリア湖の境にあるナイル川の源流を見たり 、 カンパラから南西に1時間ドライブしたところにある赤道まで行っ て赤道を歩いて超えたり、 カンパラのマーケットで交渉しながらお土産を買ったり、 東アフリカ最古のマケレレ大学やガダフィが建設したモスクを見た りしました。
そしてやはりこのバケーションのハイライトはサファリ。 ウガンダ北にある、 ウガンダ最大のマーチソン国立公園に行ってきました。 ライオンとヒョウを見られるのは結構稀と聞いていたのですが、 ラッキーなことにライオンもヒョウも見ることができました。 やはり壮大なサバンナを歩く象やキリンなどの大群を見ると感動し ます。ナイル川に生息するワニやカバもいっぱい見れました。帰ってくる頃には、 私たちのランドクルーザーは動物のフンだらけで大変臭っていまし たが(苦笑)
のんびりしているライオンくん。いつかは獲物をダッシュで追う姿が見たい。
泥浴びをしているバッファロー
マーチソンの滝
ナイル川に沈む夕陽。とっても幻想的。
というわけで、両親にとっては多少のカルチャーショックもあったかと思いますが、初のアフリカを楽しんでもらえたみたいです。 あとは、一日おきに起こる停電がどんなに不便か(両親はロウソクの灯りでシャワーを浴びたりしていて慣れていないから大変だっただろうと思います)、 ウガンダ人のサービスの遅さと適当さ、人々の運転の荒さ、 秩序の無さなど、アフリカがちょっと垣間みれて良い経験になったと言ってました。私たちも国内を旅行できて楽しませてもらいました。両親には夕飯やサファリに行くときのお弁当などもちゃっかり作ってもらっちゃっ たりしました。 クリスマスは夫の家族が来て7泊8日で今度はウガンダの西にある4つの国立公園へ行く予定なので、次はそれを楽しみにしています。
夫、ウガンダの猛毒の虫の体液に触れ顔が水ぶくれ、私はサルモネラ菌に感染する
やられました、こんな有害な虫がうちの中にいたとは。。。 オバアリガタハネカクシ(英語でPaederus) という害虫をご存知でしょうか。グーグルで検索したところ、 日本にも生息する害虫なので知っている方もいるかもしれません。 私たちは夫が被害を受けるまでは全く聞いたこともない虫でした。先週の月曜日に、 夫の顔の左側に30個くらいの小さい白いぶつぶつ(水ぶくれ) が線状に並んでアレルギーか何かで発疹を起こしたかのようなかぶ れように気づき、本人はかゆいといいます。 滅多に医者に行かない夫ですが、 私がちょうどお腹の調子が悪いこと3日目だったので、 無理やり夫を連れ水曜日に二人してウガンダで初めてお医者にかか ってみたら、私はサルモネラ菌に感染していて、 夫はオバアリガタハネカクシという猛毒が分泌した体液が顔に付着 し、かぶれて線状皮膚炎を引き起こしていると診断されました。。 。 私のお腹のほうはそれから処方してもらったサルモネラ菌に有効な 抗生物質(ノルフロキサシンというお薬) を飲んでようやく5日目で治ってきましたが、 夫の顔のほうは現在は火傷の様なただれた状態なっていて完治に最 低2,3週間はかかるそうです。なんて憎らしい虫だ。この虫、 体長はたった7mm程度のくせにその体液が目に入ると、 最悪の場合、失明する事もあるといい、また、 アオバアリガタハネカクシ0.8匹分の体液で、 ハツカネズミ1匹が100%死んでしまうほど有害だそうです。顔 なので、痕が残らないことをとにかく祈っています。
あともう一つ、ウガンダで気をつけなければならないのがマンゴフライというアブ。先日私の同僚の子供のおでこに、ぷくっと膨らみがあって痛がっているのを見てそれは何かと聞いたら、マンゴフライの幼虫が皮膚の中に入っているんだろう、あとで潰して取り出すから大丈夫なんて言われて、うそー気持ち悪いーと心の中で思っていたのですが、聞くところによると、このマンゴフライは、洗濯した衣類を外に干した際、洗濯物に卵を産みつけそのまま着用すると、皮膚の中に幼虫が入り込み成長するらしいです。この子供は外に干していた帽子から卵を授かってしまったようです。なので、こちらでは外に干した衣類は下着類を含めて必ずアイロンをかけてマンゴフライの卵を殺すのが普通みたいですが、それでもやはりすべてをアイロンしきれず感染する人はたくさんいるようです。
ちなみにオバアリガタハネカクシはこんな虫です、 日本にも生息しているそうなのでみなさんもご注意を。
Sunday, October 16, 2011
停電と造りの悪いアパートと対応の悪いウガンダ人
最近カンパラではしょっちゅう停電が起こります。私たちは、外国人が住むレベルのアパートや家にはそれなりの家賃を払っているので停電が起こっても発電機(ジェネレーター)があるから大丈夫なんて思って引っ越したら、うちの新築アパートには発電機がないことが判明。そして最近しょっちゅう停電が起こるので、キャンドルが大活躍。いろんなキャンドル・スタンドをマーケットで購入しました。キャンドルが部屋中灯っていると結構ロマンチック(?)なんて思う一方で、やっぱり電力がないって本当に不便だと再認識しています。インターネットがないとか本が読めないのはもちろん困りますが、一番困るのは料理をするとき。レタスをちぎっていても色が良く見えないので古くなっている茶色い部分まで混ぜてしまったり、鶏肉もちゃんと焼けているのかどうかがロウソクの明かりだとよく見えないんですよね。あとシャワーを浴びているときに真っ暗になられたりするのも結構困ります。。。大体長くて2、3時間でパワーが戻るので、冷蔵庫のものを無駄にすることは滅多にないですが。
あと、うちのアパートは新築ですが、造りがとっても悪く、引っ越す前にじっくりと点検をして、そのとき気づいたことを私たちが引っ越す前までに直してと頼んだのですが、引っ越してみたら何一つ直っていなかったです。網戸がレールから外れている、トイレのドアやキッチンのキャビネットがきちんと閉まらない、シャワーのガラス扉が地面についていて開けるときに床を傷つけている、蛇口の元から水漏れがある、メインの扉に隙間があって蚊が入ってくる、オーブンのスイッチが壊れている、ガスコンロの火力が調節できない、などなど。何一つ直ってないじゃないかと(ていうか新築なのに・・・)アパートの経営者に文句を言いにいくと、あれ、直ってなかった?おかしいな、私のスタッフがもうすべて完璧に直したといっていたのに、という始末。その後も、何度もしつこく文句を言い続けて、2週間くらいかけてようやくすべて直してもらえましたが、日本人には徹底している顧客第一精神が本当に欠けているかんじ。その後、大雨が降った日にキッチンの窓から大量の水が入ってきてキッチンが洪水状態になったときは翌日すぐに見にきてくれて、テクニシャンの人が(2人も)ちゃんと直したといって帰っていったのですが、次の大雨のときにまたもや洪水状態。なんていうか、みんなやることが適当なのです、徹底して細部まで気を配って良いサービスを提供しようとする意識がないのかな。。。
あと、うちのアパートは新築ですが、造りがとっても悪く、引っ越す前にじっくりと点検をして、そのとき気づいたことを私たちが引っ越す前までに直してと頼んだのですが、引っ越してみたら何一つ直っていなかったです。網戸がレールから外れている、トイレのドアやキッチンのキャビネットがきちんと閉まらない、シャワーのガラス扉が地面についていて開けるときに床を傷つけている、蛇口の元から水漏れがある、メインの扉に隙間があって蚊が入ってくる、オーブンのスイッチが壊れている、ガスコンロの火力が調節できない、などなど。何一つ直ってないじゃないかと(ていうか新築なのに・・・)アパートの経営者に文句を言いにいくと、あれ、直ってなかった?おかしいな、私のスタッフがもうすべて完璧に直したといっていたのに、という始末。その後も、何度もしつこく文句を言い続けて、2週間くらいかけてようやくすべて直してもらえましたが、日本人には徹底している顧客第一精神が本当に欠けているかんじ。その後、大雨が降った日にキッチンの窓から大量の水が入ってきてキッチンが洪水状態になったときは翌日すぐに見にきてくれて、テクニシャンの人が(2人も)ちゃんと直したといって帰っていったのですが、次の大雨のときにまたもや洪水状態。なんていうか、みんなやることが適当なのです、徹底して細部まで気を配って良いサービスを提供しようとする意識がないのかな。。。
Saturday, September 17, 2011
Saturday, September 10, 2011
ワークショップの運営と旅費に消えていく援助のお金
先日のスタッフミーティングで、スタッフの一人(確か上級エコノミスト)が、彼が担当しているプロジェクトの支出先のほとんどがウガンダの役人のワークショップの運営費と旅費で、その他の前もって同意していた使い道になかなかお金が流れていないという懸念を説明していました。それを聞いていたうちのカントリー・マネージャーが、政府が自分たちの国のことを一番良く知っているのだから、彼らが決めた優先通りに資金が使われているのは当たり前でそれが違法に使われていない限り私たちは口出しするべきでないと言っていました。
その話を夫にしたら、彼の組織でもよくワークショップやトレーニングをやるらしく、それを悪用している人たちがいると話していました。例えば、首都で行われるワークショップやトレーニングに地方政府の人たちを招待すると、朝の登録だけ済ませて、ホテル代とランチ代を丸々もらってトレーニングには参加しない人たちがよくいるらしいです。彼のウガンダ人のスタッフもお金目当てにワークショップに参加する政府の人たちが少なからずいることをよく知っていて、お金が無駄になっているという事実をそこまで気にせず、いちいち上の人たちに報告しないそうです。キャパシティ・ビルディング(能力開発)とか、ナレッジ・シェアリング(情報共有)とかはドナーコミュニティーが好きな分野で、ワークショップやセミナーやトレーニングなどは途上国でしょっちゅう行われています。夫はこれからは参加していない人たちにはお金を支払わないようにとスタッフに注意したらしいですが、実行するのは容易ではなさそう。
先週、現地の新聞で、ウガンダの社会サービス委員会が、スイス・ジュネーブに本部のある世界エイズ・結核・マラリア対策基金から受け取った資金が、ワークショップやセミナーや旅費や車の修理やガソリンに使われるのを阻止したと書いてありました。ウガンダは数年前に意図した目的に資金が使われていなかった(腐敗があった)という理由でこの基金からの援助が一時停止されたという経験があるからだと思いますが、これが口先だけの約束ではないことを願います。
その話を夫にしたら、彼の組織でもよくワークショップやトレーニングをやるらしく、それを悪用している人たちがいると話していました。例えば、首都で行われるワークショップやトレーニングに地方政府の人たちを招待すると、朝の登録だけ済ませて、ホテル代とランチ代を丸々もらってトレーニングには参加しない人たちがよくいるらしいです。彼のウガンダ人のスタッフもお金目当てにワークショップに参加する政府の人たちが少なからずいることをよく知っていて、お金が無駄になっているという事実をそこまで気にせず、いちいち上の人たちに報告しないそうです。キャパシティ・ビルディング(能力開発)とか、ナレッジ・シェアリング(情報共有)とかはドナーコミュニティーが好きな分野で、ワークショップやセミナーやトレーニングなどは途上国でしょっちゅう行われています。夫はこれからは参加していない人たちにはお金を支払わないようにとスタッフに注意したらしいですが、実行するのは容易ではなさそう。
先週、現地の新聞で、ウガンダの社会サービス委員会が、スイス・ジュネーブに本部のある世界エイズ・結核・マラリア対策基金から受け取った資金が、ワークショップやセミナーや旅費や車の修理やガソリンに使われるのを阻止したと書いてありました。ウガンダは数年前に意図した目的に資金が使われていなかった(腐敗があった)という理由でこの基金からの援助が一時停止されたという経験があるからだと思いますが、これが口先だけの約束ではないことを願います。
Monday, September 05, 2011
ウガンダのアパートと家具
ウガンダに来てから最初の4週間はホテル暮らしでしたが、アパートや一軒家をいろいろ見た結果、家具付き/掃除付きのサービス・アパートに住むことに決めました。一軒家は庭などがあって広々していていいなとは思ったのですが、メンテナンスが面倒くさそうだし(お手伝いさんがついてくるにしろ)、ベッドルームが4つや5つもあっても必要ないし、サービス・アパートだとゲートのセキュリティーガードや掃除・洗濯などのサービスがすべて付いているので楽かなと。一軒家に住んでいる外国人たちは自分たちで門番やお手伝いさんを雇ってお給料の交渉などをしなくてはならないようなので1年しかいない私たちにはサービスが付いてくるアパートが魅力的でした。案の定、毎日会社から帰ってくると部屋がきれいに掃除されていてとっても気持ちいいです。 あと食器や鍋やフライパンなども洗ってくれるし、洗濯もしてくれて洋服がきれいにたたまれて返ってくるので、なんて贅沢なんだとほんと思います。最初の頃は知らない人が私たちが会社に行っている間に家に入って掃除してもらうのは変なかんじがしたり、洗濯も洗濯機があれば自分でしたかったなと思ったりしましたが、すぐに慣れました。掃除や洗濯に割く時間って結構なものだと思うので、それがないのってやはり有難いです。
家具は付いてくるのですが、せっかくバルコニーからの眺めがいいので、バルコニーに置く用のラウンジ・チェアとソファを買いに行ってきました。いろんな家具が外にずらーっと並んでいて、やる気なさそうなウガンダ人たちが私たちが欲しい木を編んでできた椅子を作っていたので、交渉して私たち用にオーダーメイドしてくれるように頼んできました。
そして出来上がったのがこちら。ちょっと不安定ではありますが、週末はここでお茶したりワインを飲んだり本を読んだりして大活用しています。うちはコロロという外国人の多い地域で、丘の上にあるため景色が良いのが特徴。各国の大使のおうちも近所にいくつもあって、うちのお隣にはアメリカ大使が住んでいます。掃除や洗濯をしなくていい分、ういた貴重な時間を有効に使いたいと思います!
Friday, August 19, 2011
車買いました。
トヨタのランドクルーザー・プラドです。7人乗りです。アフリカではトヨタが大人気。こんなでっかい車には縁がないと思っていましたが、なんせ道がちゃんと舗装されていないのでガタガタの道にはこういう大きな車が便利みたいです。これでサファリも行っちゃう予定です。でもすごい古いです、こちらの輸入車はあまりにも高いので1997年モデルを買いました。3年前にDCで買った2004年モデルのAUDIより高かったです。こんなに古いの日本では見かけないだろうな~どうか壊れませんように。日本から直接輸入することもできましたが、それだと手続きに3ヶ月くらいかかると聞いてやめました、なんせこちらには1年しかいないので。これでついに自由に好きなところに行けます!
Wednesday, August 17, 2011
砂糖に固執するウガンダ人
こちらに来てから、毎日のように砂糖の価格高騰に関する新聞記事を目にします。砂糖の価格が今年になって3倍になったらしく、パニック状態に陥り砂糖を買い占める人たちが増えたため、スーパーでは一人1キロまでしか買えなくなってしまいました。価格高騰の理由は、干ばつによる生産量の低下、輸出先のルワンダや南スーダンの需要の増加、ウガンダの一部の砂糖工場の一時閉鎖などらしいです。といっても私たちはそんなに砂糖は毎日の生活に必要でないのであまり影響はないのですが。ウガンダ人は甘ーい紅茶が大好きで、紅茶に砂糖を大量に入れるのですが、それだけのためにこんなにオオゴトになるとは。
そんな中、会社の経費報告書(Expense Report)を読んでいた夫、会社の本部の砂糖の消費量が毎月30キロというのをみて、びっくり仰天。本部には大体30人くらいの社員がいるので(残りは地方事務所)毎月1人1キロの砂糖を消費していることになります。そんなことはあり得ないと思った夫、疑ってはいけないけれども、念のため、スタッフ全員に会社の砂糖を家に持ち帰らないようにと、注意のメールを送ったそうです。。。
この話をウガンダに4年半住んでいらっしゃるNさんにしたところ、彼女も家の砂糖が徐々に減っていることに気づいて、アパートの管理人に彼女の部屋をお掃除しているお手伝いさんがどうやら砂糖を盗んでいるというのを報告したそうです。私たちも気づかぬうちにうちの掃除のおばちゃんが何かとっていないか注意しておかないとと思います。
そんな中、会社の経費報告書(Expense Report)を読んでいた夫、会社の本部の砂糖の消費量が毎月30キロというのをみて、びっくり仰天。本部には大体30人くらいの社員がいるので(残りは地方事務所)毎月1人1キロの砂糖を消費していることになります。そんなことはあり得ないと思った夫、疑ってはいけないけれども、念のため、スタッフ全員に会社の砂糖を家に持ち帰らないようにと、注意のメールを送ったそうです。。。
この話をウガンダに4年半住んでいらっしゃるNさんにしたところ、彼女も家の砂糖が徐々に減っていることに気づいて、アパートの管理人に彼女の部屋をお掃除しているお手伝いさんがどうやら砂糖を盗んでいるというのを報告したそうです。私たちも気づかぬうちにうちの掃除のおばちゃんが何かとっていないか注意しておかないとと思います。
Friday, August 12, 2011
ウガンダの教員のお給料
先週から、ウガンダの先生たちが賃上げを求めてストライキをしています。ウガンダの教員の給料は、東アフリカのケニアやタンザニアやエチオピアなどの他の国々に比べてもとにかく低くて、月給1万円とちょっととかだそうです。ちなみに、高級ホテルのウエイトレスの月給は1万円らしく、あと私の知り合いの方は掃除や洗濯や子供の面倒を見てくれるお手伝いさんに月給3万円を払っていて、そしてさらに、夫の会社のドライバーの月給は5万円だそうです。これらと比べて、国の未来を担う子供たちを教育するという重要な役割を果たす教員の月給1万円がどれだけ低いかがわかるかと思います。これだと、仕事に対する意欲も低下するだろうなと思います。
ちょっとウガンダの初等教育の状況について調べてみると、ムセベニ大統領が1997年から授業料無償を実施したため、就学者数は急増したのですが、その分大規模クラスが増えて教育の質は犠牲になったそうです。この学力低下の問題があるにも関わらず、教員の給料が低いと、優秀な先生たちがどんどん高い賃金を求めて辞めてしまい、教員のレベルが低下して、教育の質の悪化に拍車をかけているようです。実際、お金が足りず生活に困っている教員は、副業として別の仕事をしていたりするそうです。今朝の新聞には、政府が今年は予算がないので教員も含め公務員の賃上げはないと発表したと書いてありました。プライベートジェットなんて買っていないで、先生のお給料あげようよってかんじです。。。この先生たちのストライキ、まだまだ続きそうです。
ちょっとウガンダの初等教育の状況について調べてみると、ムセベニ大統領が1997年から授業料無償を実施したため、就学者数は急増したのですが、その分大規模クラスが増えて教育の質は犠牲になったそうです。この学力低下の問題があるにも関わらず、教員の給料が低いと、優秀な先生たちがどんどん高い賃金を求めて辞めてしまい、教員のレベルが低下して、教育の質の悪化に拍車をかけているようです。実際、お金が足りず生活に困っている教員は、副業として別の仕事をしていたりするそうです。今朝の新聞には、政府が今年は予算がないので教員も含め公務員の賃上げはないと発表したと書いてありました。プライベートジェットなんて買っていないで、先生のお給料あげようよってかんじです。。。この先生たちのストライキ、まだまだ続きそうです。
Monday, August 08, 2011
ウガンダの身近な腐敗と階級社会
ウガンダに来てから3週間が経ちました。今滞在しているホテルで毎朝無料配布される現地の新聞で、しょっちゅう賄賂(Bribe)、腐敗(Corruption)、不正(Fraud)、詐欺(Deception)、違法(Illegal)などの文字を目にします。もう25年も大統領のムセベニが数十億円もするプライベートジェットを買っただとか、政府高官が違法に新車を20台買っただとか、政治家が企業から賄賂を受け取ったとか、そんなのばかり。どこまで事実なのかはわかりかねますが(ちなみにこの新聞、文法の間違えが多い・・・)、こうして現地でメジャーな新聞がオープンに政府や政治家のはびこった汚職を暴露しているにも関わらず、政府役人・政治家が国民に謝るなんてのみたことないですし、むしろ新聞に何を書かれても開き直りというか、全く気にしていないような気がします。。。
腐敗といえば、夫が前任者から聞いた夫の会社のドライバーの話。夫の会社にはドライバーが4人いて、そのうちの1人がヘッドドライバー(リーダーみたいなもの)で3人のドライバーのスケジュール管理などを担当しているのですが、その3人のドライバーが次々に仕事に来なくなってしまい、前任者がヘッドドライバーに理由を聞くと、病気になったらしいとか他の仕事が見つかったらしいなどと言うので、仕方なくヘッドドライバーが推薦する新しいドライバーを雇う、というのが何回か続いたらしいです。それをおかしいと思った前任者が、辞めてしまったドライバーに電話をしてみたところ、ヘッドドライバーの腐敗が明らかに。どうやら、ヘッドドライバーは家族・親戚や友達などの知り合いにドライバーの仕事を与える代わりに、仕事紹介料としてドライバーから初月給+αを丸々巻き上げ、引き続き彼らの月給や出張時の日当(Per-diem)の一定額を要求していたらしく、その支払いをドライバーたちが拒否するとさっさと解雇してしまい、新しい知り合いを同じ方法で雇う、というのが続いていたそうです。それが発覚してもちろんそのヘッドドライバーは解雇されましたが、ドライバーたちはそのヘッドドライバーが彼らを解雇する権限なんてないということも知らず、もちろんその上まで話を持ち上げずに、ヘッドドライバーに解雇されたら黙って去って行ってしまうそうです。
ウガンダのプロジェクトに5年くらい関わっていて、結構ウガンダに詳しい夫の話に寄ると、ウガンダ人は組織内の階級を結構重視するらしいです。これは人にも寄ると思いますが、自分がそれなりに上のほうの立場になると、ちょっと強気になるというか、上記のヘッドドライバーのように、自分で自分より下のスタッフの解雇や昇進などを、そういうことができる権限がないにも関わらず勝手に決めてしまうらしいです。例えば、掃除のスタッフの掃除の仕方が気に入らないという理由で、「あなたは解雇されました」というレターを勝手にドラフトしてそのスタッフに渡してしまったり、自分の仲のいい同僚を突然上級プログラムオフィサーに昇進してしまったり。夫のオフィスは全80人中、外国人はディレクター(局長)の夫と、その上司(プロジェクトの総責任者)と、ケニア人の3人だけで、あとは全員ウガンダ人なので、夫はこれまでとは全く違う仕事環境に慣れるのに大変そうです。(私の組織はもっとインターナショナルなスタッフが多いので、夫の仕事環境とはまた違いますが。)
腐敗といえば、夫が前任者から聞いた夫の会社のドライバーの話。夫の会社にはドライバーが4人いて、そのうちの1人がヘッドドライバー(リーダーみたいなもの)で3人のドライバーのスケジュール管理などを担当しているのですが、その3人のドライバーが次々に仕事に来なくなってしまい、前任者がヘッドドライバーに理由を聞くと、病気になったらしいとか他の仕事が見つかったらしいなどと言うので、仕方なくヘッドドライバーが推薦する新しいドライバーを雇う、というのが何回か続いたらしいです。それをおかしいと思った前任者が、辞めてしまったドライバーに電話をしてみたところ、ヘッドドライバーの腐敗が明らかに。どうやら、ヘッドドライバーは家族・親戚や友達などの知り合いにドライバーの仕事を与える代わりに、仕事紹介料としてドライバーから初月給+αを丸々巻き上げ、引き続き彼らの月給や出張時の日当(Per-diem)の一定額を要求していたらしく、その支払いをドライバーたちが拒否するとさっさと解雇してしまい、新しい知り合いを同じ方法で雇う、というのが続いていたそうです。それが発覚してもちろんそのヘッドドライバーは解雇されましたが、ドライバーたちはそのヘッドドライバーが彼らを解雇する権限なんてないということも知らず、もちろんその上まで話を持ち上げずに、ヘッドドライバーに解雇されたら黙って去って行ってしまうそうです。
ウガンダのプロジェクトに5年くらい関わっていて、結構ウガンダに詳しい夫の話に寄ると、ウガンダ人は組織内の階級を結構重視するらしいです。これは人にも寄ると思いますが、自分がそれなりに上のほうの立場になると、ちょっと強気になるというか、上記のヘッドドライバーのように、自分で自分より下のスタッフの解雇や昇進などを、そういうことができる権限がないにも関わらず勝手に決めてしまうらしいです。例えば、掃除のスタッフの掃除の仕方が気に入らないという理由で、「あなたは解雇されました」というレターを勝手にドラフトしてそのスタッフに渡してしまったり、自分の仲のいい同僚を突然上級プログラムオフィサーに昇進してしまったり。夫のオフィスは全80人中、外国人はディレクター(局長)の夫と、その上司(プロジェクトの総責任者)と、ケニア人の3人だけで、あとは全員ウガンダ人なので、夫はこれまでとは全く違う仕事環境に慣れるのに大変そうです。(私の組織はもっとインターナショナルなスタッフが多いので、夫の仕事環境とはまた違いますが。)
Wednesday, July 27, 2011
ウガンダに引っ越してきました!
大変ご無沙汰しています。このたび、夫の仕事の関係で、東アフリカの内陸国ウガンダに引っ越してきました。これから1年間、ウガンダの首都カンパラに住む予定です。彼の異動が正式に決まったのも1ヶ月前と突然で、私は今の仕事がウガンダでも続けられるよう部署のマネジメントから急いでOKをもらい、ワシントンDCの我が家を1年間貸し出し、家の面倒を見てくれる不動産管理会社と契約し、アメリカ再入国許可書を申請したり、車を売ったり、倉庫にウガンダに持っていかない荷物を移したり、1年分のコンタクトレンズを買ったり歯医者に行ったり、インターネットやケーブルや携帯などを解約したりなどなど、最後の最後まで慌しい中DCを出発しました。こちらに着いてから、ああ、あれ持ってくればよかった(特に日本食)、美容院に行っておけばよかった、Mac Pro買ってくればよかった、などとすでにいくつか後悔することがありますが、準備の時間が全然なかったので仕方ありません。。。
せっかくアフリカに住むことができるようになったし、遠く離れた家族や友達にもこちらの生活の様子などを簡単に伝えられるので、ぼちぼちブログを再開しようかなと思います。
そしてオフィスから見える景色
そしてオフィスの前が交通渋滞している様子(比較的小さな首都カンパラでも朝と夕方のラッシュアワーの渋滞はひどいです。まさに無秩序状態、でもきっとインドとかに比べたら大したことないのだろうけど。。。)
せっかくアフリカに住むことができるようになったし、遠く離れた家族や友達にもこちらの生活の様子などを簡単に伝えられるので、ぼちぼちブログを再開しようかなと思います。
こちらが私の質素なオフィスの写真
そしてオフィスの前が交通渋滞している様子(比較的小さな首都カンパラでも朝と夕方のラッシュアワーの渋滞はひどいです。まさに無秩序状態、でもきっとインドとかに比べたら大したことないのだろうけど。。。)
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