先週から、ウガンダの先生たちが賃上げを求めてストライキをしています。ウガンダの教員の給料は、東アフリカのケニアやタンザニアやエチオピアなどの他の国々に比べてもとにかく低くて、月給1万円とちょっととかだそうです。ちなみに、高級ホテルのウエイトレスの月給は1万円らしく、あと私の知り合いの方は掃除や洗濯や子供の面倒を見てくれるお手伝いさんに月給3万円を払っていて、そしてさらに、夫の会社のドライバーの月給は5万円だそうです。これらと比べて、国の未来を担う子供たちを教育するという重要な役割を果たす教員の月給1万円がどれだけ低いかがわかるかと思います。これだと、仕事に対する意欲も低下するだろうなと思います。
ちょっとウガンダの初等教育の状況について調べてみると、ムセベニ大統領が1997年から授業料無償を実施したため、就学者数は急増したのですが、その分大規模クラスが増えて教育の質は犠牲になったそうです。この学力低下の問題があるにも関わらず、教員の給料が低いと、優秀な先生たちがどんどん高い賃金を求めて辞めてしまい、教員のレベルが低下して、教育の質の悪化に拍車をかけているようです。実際、お金が足りず生活に困っている教員は、副業として別の仕事をしていたりするそうです。今朝の新聞には、政府が今年は予算がないので教員も含め公務員の賃上げはないと発表したと書いてありました。プライベートジェットなんて買っていないで、先生のお給料あげようよってかんじです。。。この先生たちのストライキ、まだまだ続きそうです。
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