Saturday, July 28, 2007

ニカラグアからグアテマラへ

お世話になったホストファミリーやスペイン語学校のみんなやボランティア先の施設の子供たちにお礼とお別れを告げて、3週間滞在したニカラグアを後にしました。ニカラグアの空港で3週間ぶりに冷房のきいたロビーで涼んでいたら(これまでは扇風機のみの生活だった)、またまた停電が発生。でもさすがに首都の空港だけあってすぐ回復しました。ニカラグアの空港にはゲートが7つしかなく、しかもそのうちの4つは閉鎖されていて乗客らしき人たちも全然いませんでした。首都でこんなに寂しい空港は見たことないな~と思いました。私が乗ったグアテマラ行きはなんと私とイギリス人の女の子の2人だけ!こんな状態で儲かるのかな。

次に向かった先はニカラグアの隣の隣に位置する国グアテマラ。グアテマラはニカラグアより経済は発展していますが、貧富の格差が激しく、しかもすでに良くない治安が近年ますます悪化しています。公用語は一応スペイン語ですが、国民の約半分がマヤ系の先住民族で、彼らは独自の先住民族の言語を使用しています。先住民族の言語といってもキチェやカクチケルやマムなど、20種類以上の言語が存在するそうです。地方農村のマヤ系先住民族の多くは、スペイン語の読み書きができないため、小規模農業以外の職業に就く機会がなく、貧困問題が恒常化しています。首都でも、高層ビルが立ち並ぶ地区もあれば、ひったくりや殺人事件がしょっちゅう起こっている、簡素な住居が隙間なく並んでいる貧民街もあり、貧富の格差がうかがえます。















首都の街中でフルーツを売っている女性とそれを買おうとしている伝統的なマヤの民族衣装を着ている女性たち。

















こちらも首都の一角。階段で野菜を売る先住民族の衣装を着た女性。

















中央公園に面して建つ国立文化宮殿。内部が見学できます。古代ヨーロッパを思わせる豪華な内装でした。






















こんな近代ビルもあります。という証拠に撮ったらあとからこのビルの10階に日本大使館があることを知りました。


ホテルですが、1ヶ月間マイクロファイナンスのNGOで無給で働くので、なんとか安く済ませなければと思ってネットで見つけたユースホステルに滞在することにしました。ホームステイよりは自由だし、いろんな国からボランティアや旅行にきているバックパッカーと出会えるのが魅力でした。でも、安いだけあってマイナス面もあります。バストイレは共同で、ベッドはあまり快適ではない2段ベッド↓















電気は大部屋に豆電球一つのみ↓だから夜になるとすごく暗いです。しかも写真でおわかりのとおり、屋根がコンクリートではなくトタン板なので、大雨が降ると非常にうるさかったです。














あと、このユースホステルの間隣りにディスコがあって、週末は音楽ががんがんにうるさくて窓や壁が揺れていました。(それだけホテルの造りが悪いということです・・・)シャワーは男女共同だったのがいやだったけど、鍵がついていたので我慢しました。1ヶ月ぶりにお湯シャワーを浴びることができたのは何よりも嬉しかったのですが、シャワー室がせまくて身動きができず、ちょっとでも動くとぺらぺらのシャワーカーテンがべたーっと体にくっつくのが気持ち悪かったです。あーやっぱり日本の家のお風呂が一番だな~と感じました。

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