Friday, August 19, 2011

車買いました。

トヨタのランドクルーザー・プラドです。7人乗りです。アフリカではトヨタが大人気。こんなでっかい車には縁がないと思っていましたが、なんせ道がちゃんと舗装されていないのでガタガタの道にはこういう大きな車が便利みたいです。これでサファリも行っちゃう予定です。でもすごい古いです、こちらの輸入車はあまりにも高いので1997年モデルを買いました。3年前にDCで買った2004年モデルのAUDIより高かったです。こんなに古いの日本では見かけないだろうな~どうか壊れませんように。日本から直接輸入することもできましたが、それだと手続きに3ヶ月くらいかかると聞いてやめました、なんせこちらには1年しかいないので。これでついに自由に好きなところに行けます!

Wednesday, August 17, 2011

砂糖に固執するウガンダ人

こちらに来てから、毎日のように砂糖の価格高騰に関する新聞記事を目にします。砂糖の価格が今年になって3倍になったらしく、パニック状態に陥り砂糖を買い占める人たちが増えたため、スーパーでは一人1キロまでしか買えなくなってしまいました。価格高騰の理由は、干ばつによる生産量の低下、輸出先のルワンダや南スーダンの需要の増加、ウガンダの一部の砂糖工場の一時閉鎖などらしいです。といっても私たちはそんなに砂糖は毎日の生活に必要でないのであまり影響はないのですが。ウガンダ人は甘ーい紅茶が大好きで、紅茶に砂糖を大量に入れるのですが、それだけのためにこんなにオオゴトになるとは。
そんな中、会社の経費報告書(Expense Report)を読んでいた夫、会社の本部の砂糖の消費量が毎月30キロというのをみて、びっくり仰天。本部には大体30人くらいの社員がいるので(残りは地方事務所)毎月1人1キロの砂糖を消費していることになります。そんなことはあり得ないと思った夫、疑ってはいけないけれども、念のため、スタッフ全員に会社の砂糖を家に持ち帰らないようにと、注意のメールを送ったそうです。。。

この話をウガンダに4年半住んでいらっしゃるNさんにしたところ、彼女も家の砂糖が徐々に減っていることに気づいて、アパートの管理人に彼女の部屋をお掃除しているお手伝いさんがどうやら砂糖を盗んでいるというのを報告したそうです。私たちも気づかぬうちにうちの掃除のおばちゃんが何かとっていないか注意しておかないとと思います。

Friday, August 12, 2011

ウガンダの教員のお給料

先週から、ウガンダの先生たちが賃上げを求めてストライキをしています。ウガンダの教員の給料は、東アフリカのケニアやタンザニアやエチオピアなどの他の国々に比べてもとにかく低くて、月給1万円とちょっととかだそうです。ちなみに、高級ホテルのウエイトレスの月給は1万円らしく、あと私の知り合いの方は掃除や洗濯や子供の面倒を見てくれるお手伝いさんに月給3万円を払っていて、そしてさらに、夫の会社のドライバーの月給は5万円だそうです。これらと比べて、国の未来を担う子供たちを教育するという重要な役割を果たす教員の月給1万円がどれだけ低いかがわかるかと思います。これだと、仕事に対する意欲も低下するだろうなと思います。

ちょっとウガンダの初等教育の状況について調べてみると、ムセベニ大統領が1997年から授業料無償を実施したため、就学者数は急増したのですが、その分大規模クラスが増えて教育の質は犠牲になったそうです。この学力低下の問題があるにも関わらず、教員の給料が低いと、優秀な先生たちがどんどん高い賃金を求めて辞めてしまい、教員のレベルが低下して、教育の質の悪化に拍車をかけているようです。実際、お金が足りず生活に困っている教員は、副業として別の仕事をしていたりするそうです。今朝の新聞には、政府が今年は予算がないので教員も含め公務員の賃上げはないと発表したと書いてありました。プライベートジェットなんて買っていないで、先生のお給料あげようよってかんじです。。。この先生たちのストライキ、まだまだ続きそうです。

Monday, August 08, 2011

ウガンダの身近な腐敗と階級社会

ウガンダに来てから3週間が経ちました。今滞在しているホテルで毎朝無料配布される現地の新聞で、しょっちゅう賄賂(Bribe)、腐敗(Corruption)、不正(Fraud)、詐欺(Deception)、違法(Illegal)などの文字を目にします。もう25年も大統領のムセベニが数十億円もするプライベートジェットを買っただとか、政府高官が違法に新車を20台買っただとか、政治家が企業から賄賂を受け取ったとか、そんなのばかり。どこまで事実なのかはわかりかねますが(ちなみにこの新聞、文法の間違えが多い・・・)、こうして現地でメジャーな新聞がオープンに政府や政治家のはびこった汚職を暴露しているにも関わらず、政府役人・政治家が国民に謝るなんてのみたことないですし、むしろ新聞に何を書かれても開き直りというか、全く気にしていないような気がします。。。

腐敗といえば、夫が前任者から聞いた夫の会社のドライバーの話。夫の会社にはドライバーが4人いて、そのうちの1人がヘッドドライバー(リーダーみたいなもの)で3人のドライバーのスケジュール管理などを担当しているのですが、その3人のドライバーが次々に仕事に来なくなってしまい、前任者がヘッドドライバーに理由を聞くと、病気になったらしいとか他の仕事が見つかったらしいなどと言うので、仕方なくヘッドドライバーが推薦する新しいドライバーを雇う、というのが何回か続いたらしいです。それをおかしいと思った前任者が、辞めてしまったドライバーに電話をしてみたところ、ヘッドドライバーの腐敗が明らかに。どうやら、ヘッドドライバーは家族・親戚や友達などの知り合いにドライバーの仕事を与える代わりに、仕事紹介料としてドライバーから初月給+αを丸々巻き上げ、引き続き彼らの月給や出張時の日当(Per-diem)の一定額を要求していたらしく、その支払いをドライバーたちが拒否するとさっさと解雇してしまい、新しい知り合いを同じ方法で雇う、というのが続いていたそうです。それが発覚してもちろんそのヘッドドライバーは解雇されましたが、ドライバーたちはそのヘッドドライバーが彼らを解雇する権限なんてないということも知らず、もちろんその上まで話を持ち上げずに、ヘッドドライバーに解雇されたら黙って去って行ってしまうそうです。

ウガンダのプロジェクトに5年くらい関わっていて、結構ウガンダに詳しい夫の話に寄ると、ウガンダ人は組織内の階級を結構重視するらしいです。これは人にも寄ると思いますが、自分がそれなりに上のほうの立場になると、ちょっと強気になるというか、上記のヘッドドライバーのように、自分で自分より下のスタッフの解雇や昇進などを、そういうことができる権限がないにも関わらず勝手に決めてしまうらしいです。例えば、掃除のスタッフの掃除の仕方が気に入らないという理由で、「あなたは解雇されました」というレターを勝手にドラフトしてそのスタッフに渡してしまったり、自分の仲のいい同僚を突然上級プログラムオフィサーに昇進してしまったり。夫のオフィスは全80人中、外国人はディレクター(局長)の夫と、その上司(プロジェクトの総責任者)と、ケニア人の3人だけで、あとは全員ウガンダ人なので、夫はこれまでとは全く違う仕事環境に慣れるのに大変そうです。(私の組織はもっとインターナショナルなスタッフが多いので、夫の仕事環境とはまた違いますが。)