ちなみに、簡単にフィヨルドについてご説明すると、フィヨルドはノルウェー語で「内陸部へ深く入り込んだ湾」という意味。フィヨルドはおよそ100万年前の氷河期に生まれたものといわれています。当時スカンディナビアを覆っていた氷河が動きながら、その重みで山肌を削り、深い谷間を作り、河床を掘り下げていったところに、氷河期が終わったあと、海水が流れ込み、現在見られるような入江が形成されたものがフィヨルド、というわけです。
8時40分ベルゲン発の列車に乗り込んで、いよいよノルウェー横断の旅開始。ヴォスまでの車窓の風景はこんなかんじ↓ノルウェーらしいうろこ屋根やオレンジ色、えんじ色に塗られた外壁の家々が車窓に広がります。
ヴォスからグドヴァンゲンまでのバスは、かなり険しい山道を走りました。道はバスが1台しか通れないような狭さなので、ハラハラする場面もあり。休憩所で止まる山頂からの大パノラマは、深く狭い谷と背後の山のコントラストがきれいです。
グドヴァンゲンからフロムまでのフェリーは、フィヨルド観光のハイライト。船が切り立った山々の間を約2時間に渡って航行します。船のまわりを飛んでいるカモメがダイナミックな自然の景色を一層引き立てます。これがフィヨルドか~とため息がでるほど、水面に映るフィヨルドは絶景でした。このような手つかずの自然が残っていることは本当に貴重だと思いました。山肌にはいくつもの滝が。とにかく良い天気にめぐまれたおかげで、デッキに座っていろいろな風景を鮮やかに楽しむことができました。フィヨルド沿いにはかわいらしい小さな家々が点々とあり、こんなところに住んでいて不便じゃないのかなぁと純粋に思ってしまいました。空気は美味しそうですが。
フェリーでフロムに到着。そこでランチをしました。(ハンバーガーセットがなんと2,000円・・・。)そこから、今度は1940年に開通した登山列車フロム鉄道に乗ります。路線の標高差は866mで、20Kmの距離を約1時間かけて走行します。一番の見物は、ショースの滝。写真撮影のため電車が一時停止します。滝がすごく近く、水しぶきが飛んできてかなりの迫力でした。
ミュールダールに到着した頃には、みんなお疲れの様子。そこから列車に乗り、オスロまで5時間かけて帰りました。オスロに到着したのは22時30分。丸々1日かけてのフィヨルド観光でしたが、巨大な山と海が生み出す壮大な景色を思う存分満喫できました。これはノルウェーに観光に来る人に是非お勧めしたいコースです!もし時間があるなら、ルート途中の街で1泊して大自然の中でカヌー、ラフティング、釣り、ハイキングなどのアクティブティを楽しむのも良さそうです。
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