Sunday, December 24, 2006

ノルウェー日記:クリスマス・イブ♪












クリスマス・イブはノルウェー人にとって重要な伝統行事のひとつ。夕方5時になると教会の鐘が一斉に鳴ります。ノルウェーではクリスマス・イブに家族が揃って教会に出かけたりお墓参りに行くのが恒例だそうで、Tの家族も例年通り夕方頃Tの祖母のお墓参りに行きました。外は真っ暗なのですが、墓地には辺り一面キャンドルライトが灯されていて、とても幻想的でした。

家に戻ってから、いよいよお待ちかねのクリスマス・ディナータイム!シャンパンで乾杯をし、まずは前菜のロブスター。アメリカのロブスターはとにかくデカいのですが、ノルウェー産はそれより一回り小さくて味がぎゅっと凝縮されたかんじで、とても美味しかったです。










いろんなノルウェー料理をいただいたので、ここで一挙にご紹介します。 (ちなみに24日@Tの実家と25日@Tの叔母さんの家で食べた2日間分の料理です。それにしてもよく食べた・・・)












Pinne Kjott(ピンネヒョット)
羊の骨付きアバラ肉をスティームしたもの。ちょっとしょっぱいけどビールに合う美味しさです。この家では自家製マスタードソースをかけて食べます。特にノルウェー西部で食べられるクリスマス料理だそうです。





 





Rakefisk(ラーケ・フィスク)
発酵させたトラウトと長ネギとサワークリームを、Lefseと呼ばれるポテトと小麦粉で作られた薄いパンにくるんで食べます。発酵させた魚なので、「無理して食べなくていいよ」とみんなに警告されましたが、日本では納豆を食べるしせっかくなのでチャレンジ。サワークリームとネギが実に合っていて、結構いけました。なかなか美味しかったと言うとみんなに驚かれ、納豆を食べて褒められた外国人の気分がちょっと分かりました(笑)











Ribbe(下)ポークリブ
Medisterpolse(右上)ソーセージ
Medister kjottkaker(右下)ミートボール











Spekemat ハム(一番下)&ソーセージ。一番上のソーセージは馬と豚と雄牛の心臓のミックスです。知らずに食べてしまいました・・・











Pickeld herring ニシンの酢漬けなどなど。











こちらはクリスマス料理ではないですが、定番のサーモン(左)と小エビとキャビア(右)。













シャンパンのあとはクリスマスビール。クリスマスの期間しか売られていないノルウェービールの特別バージョン。












Kransekake(クランス・カーケ) このタワー状のクッキーはノルウェーでのお祝い事のときに登場するそうです。18段と決まっているのですが、すでに下のほうは食べてしまってあります。











Tの母が作ったジンジャークッキー。ハート型でかわいい♪ 北欧のクリスマスでは人形型のジンジャー・クッキーが定番のようです。











Tの妹Sが作ったジンジャークッキー・ハウス。お見事!











ここまでの料理はすべて美味しかったのですが、これだけは食べていて「う~ん、気持ち悪い」と思ったのが、食後に食べるこの白いRiskremと呼ばれるデザート。甘ーいおかゆで、この家ではラズベリーソースをかけて食べるのですが、どろどろしていてあまり美味しくなかったです。ラズベリーソースで味をごまかそうと大量にかけて、せっかく作ってくれたTの母に悪いと思いついつい我慢して「うん、結構おいしいね」といって食べました(罪悪感)。クリスマスの伝統的な行事として、このライスクリームにアーモンドを一つ入れ、それが自分のお皿に混ざっていたら当たりで、写真のMarsipangrisと呼ばれるマジパンで作ったブタが賞品としてもらえるそうです。 今年はTの母が当選者でした。

デザートはこのほかも、キャロット・ケーキ、チョコレート・ケーキ、カップケーキ、アイスクリーム・ケーキなどなどが食べ放題。どれも手作りで美味しかったです。最後には苦しくて歩けないほどお腹いっぱいになりました。

一通り料理が終わると、リビングルームに移り、プレゼント交換タイム♪写真にあるように、クリスマスツリーの下にそれぞれが買ってきたプレゼントをどさっと置き、一つずつランダムに選んで渡していきます。この家ではみんなで一斉にプレゼントを開けるのはタブーで、一つのプレゼントを開けるのをみんなで見守り、プレゼントをもらった人がくれた人に感謝のハグをするという一連の流れが終わるまで次のプレゼントを開けられません。結局すべてのプレゼントを開け一つずつ披露し終わるまで、間のケーキタイムも含め2時間くらいはかかったかと思います。みんなあらかじめどんなものがほしいかを伝えておくものの、一体何を誰からもらうかはさっぱりわからないので、ラッピングをあけるときのドキドキ・ワクワク感がなんだか懐かしくもあり楽しくもありました。

私たちはスーツケースの半分が家族へのプレゼントを占めていましたが、家族からいただいたものはなんとそれ以上でした。新居に移ったので、キッチン用品やデコレーションものを希望していたら、私たちの大好きなGeorge JensenALESSIのとっても素敵なキッチン&デコレーションアイテムをいただきました。豪華料理&プレゼントに囲まれ、且つ新しい文化に触れた素敵なクリスマスでした♪

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