エチオピアの日本人コミュニティーは小さくて、外務省によると約160人の日本人がエチオピアに住んでいるそうです。先週の日曜日、その160人のうちの半数以上が参加したエチオピア日本人会の運動会に私も参加してきました。私はエチオピア日本人会に登録しているわけではないのですが、JICAの方に運動会があることをお聞きして、運動会は小さい頃から好きだしいろんな方々にお会いできると思って(締め切りが過ぎているにも関わらずお願いして)参加させてもらいました。予想通りJICAと大使館関係者が大半を占めていて、民間の方が数人いましたが今思えば国際機関で働いている参加者は私以外にいなかったような気がします(お会いできなかっただけかもしれませんが。。。)
私が参加した種目は台風の目と子供をかついで走るのと(名前忘れた)リレーと、全員参加の玉入れと綱引きでした。何気にみんな参加すると結構真剣になって、応援するほうもアツくなったりして、とても盛り上がりました。私がメンバーだった赤組は最後の最後で負けてしまい、この年になってもやっぱりくやしかったですが(笑)お弁当も美味しかったしいっぱい楽しめたので参加できてよかったです。
ご家族できていらっしゃる方もたくさんいて、子供たちに「これが運動会っていうんだよ」と教えていて、そうかー日本の小学校に行けない子たちは運動会を知らずに育つのかーなどと考えてしまいました。青年海外協力隊員として体育を教えている方が、将来体育の先生になる予定のエチオピア人たちを連れてきていました。彼らはずーっと、はじめてみる運動会というものを見学していたのですが、きっと、開会式や閉会式になると言われなくてもきちっと整列して大使や日本人会会長などのスピーチを黙って聞き、ラジオ体操もみんなが揃って同じ動きをし、最後は全員でごみ拾いをする日本人を見てどう思ったのだろうと思いました。なんて真面目な国民なんだろうって思ったかな・・・?
そんな楽しいのどかな日曜の午後、上司から電話が。月曜にエチオピア政府に提出予定のレポートが終わっていないので来てくれといわれ、オフィスへ直行。夜は友達のバースデー・ディナーがあったのでそれに2時間だけ参加し、ごめんオフィスに戻らないとといってその場を去ろうとするとみんな目を丸くして「え?今日曜の夜9時だよ?」「日曜に仕事を頼まれたら断るのが普通だよ」「日本人て本当に真面目なんだね」などと言われました。その日は運動会で早起きをしていたので、結局目がしょぼしょぼしてきてコンタクトレンズがとりたくなる夜中の1時まで働きました。やっぱり日本人て真面目なんだろうか。というより、この組織にいると「責任」に対するとらえ方が人によって大きく違うと感じます。日本人は頼まれたことはその日のうちに終わらせようとするけどいろんな国の人と働いていると次の日に持ち越す人が多いことに気づきます。彼らは5時や6時に仕事を終えて家族のもとへ帰るのが当たり前と思っています(まあ当たり前なんですが)。個人的には、日本人は働きすぎだと思うので緊急時以外はみんな健康的に6時に帰ろうよって思います。。。