私は現在所属する組織でリサーチがメインの仕事をやっているわけですが、優秀な人たちに囲まれて学ぶことが多い反面、自分の知識や能力が追いつかずついつい凹んでしまうことがあります。先日、チームのイギリス人(確かオックスフォードかどっかで経済学の博士号を取得後1970年代に世銀のヤングプロフェッショナルプログラムという超難関の採用試験を通って入ってきた人ですでに退職しているがこうしてプロジェクトベースで働いている)から、ワードで10ページくらいのペーパーが届き、「CHIE、あとはよろしく頼む。O段落目とO段落目をもうすこし膨らませて(expand)してくれないかな。あと、OOOのデータを見つけてどこどこに挿入(insert)して、ストーリーラインに矛盾点がないかどうか確認してくれ」との依頼があったんです。うわ~今はタスクマネージャーから依頼されているペーパーも終わっていないのに、、、と思ってもこれは大事な任務なので早速ペーパーを読んでみると、なんとも素晴らしい出来栄えで、私から言わせればかんっぺきな文章でこれ以上なにを加えればいいんだ・・・?と途方に暮れてしまったわけです。でも、なんとかして自分の付加価値を加えなければならないので、私の限られた能力を最大限に使って新たなデータやコメントを加えたりしながら書き上げました。まあ、それは無事に感謝もしてもらえてなんとか乗り切ることができたわけですが、やっぱり自分に足りないものは何かというと、特に次の2点だと思います。①ボキャブラリー:日常会話に問題はなくても、普段使っている単語の幅が狭いし、難しい用語や専門的な用語に対する知識が乏しい・・・〔改善方法〕ひたすら本を読む。テレビ・映画・ドキュメンタリーを見る。人と話すときは違う言い回しを使ってみる。②分析能力(analytical skill):ペーパーを記述的に(descriptive)書くことは得意ですが、自分にはそれを分析的に(analytical)書く能力がまだまだ足りないと思うんです。〔改善方法〕物事を理解するときは、なるべく既成概念/stereotypeを取り払って、その良し悪し/pro&conの両面を考えてみる。人と議論してみる。
そういえば大学院の授業で、critical thinking(批評的思考)やlogical thinking(論理的思考)といった授業があったのですが、今思えばそういうトレーニングができる授業も履修しておけばよかったな~と思います。今は修行の身ですが、早く自分の欠点を改善していけるよう普段から心がけたいと思います。
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