
私たちはよく映画を見るのですが、ここで一つお勧めの映画をご紹介。 先日、日本で見逃してしまった映画「ナイロビの蜂」(英語では「The Constant Gardener」)をレンタルして見ました。ケニアを舞台にした先進国企業の国際的陰謀を題材にした映画で、監督はあの強烈な映画「シティ・オブ・ガッド」をつくったブラジル人フェルナンド・メイレレス監督。「シティ・オブ・ガッド」は実話に基づいているのですが、ブラジルのスラムの犯罪劇が生々しく、あまりにも残酷で本当に衝撃的でした。生まれてくる環境が違うだけでこんなにも命の尊さに対する感情が違ってしまうものなのか、どうしてあのような社会構造が生まれてしまうのか、一体貧困とは何なのか、生きることの意義は何かなど、いろいろと考えさせられました。「ナイロビの蜂」を見終わったときも何とも言葉に表せない、やりきれない気持ちになりました。途上国と先進国の関係の闇の部分を鋭く暴いていて、現実味を帯びています。「シティ・オブ・ガッド」も「ナイロビの蜂」も現地の雰囲気や緊張感が伝わってくる素晴らしい作品だと思いました。
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