ノルウェーでは男女間の平等が他国に比べて広く浸透しています。これまでにも、首相、国会議長、オスロ大学総長、政党党首、スヴァールバル(ノルウェー領の諸島)総督などの要職に女性が就任しています。60年代末には、約90%の女性が家庭にいたそうですが、今や90%の女性が働いているそうです(すごい変化!)。大学・大学院卒業者の60%以上が女性というデータにも驚きました。また、ノルウェーの政界では女性の進出が進んでいて、国会議員に占める女性の割合は40%近くに達しています。(ちなみに日本は約10%・・・)
あと、ノルウェーの父親の約90%が、「パパ・クォータ」制度(育児休暇の1ヶ月間は所得の80%が保障される)を利用して育児休暇をとっているそうです。以前ノルウェーに住む方のブログに、「子供が生まれたら夫婦で育児休暇を2ヶ月取って、イタリアやスペインの暖かい土地にアパートを借りて、そこで親子3人バカンスを楽しむ、というのが最近の流行」とありました。実際のところはわかりませんが、父親も仕事を休んで二人で協力して育児に専念できる社会ってステキだな~♪と思いました。だからノルウェーでは女性も仕事と家庭の両立を実現しやすいのでしょうね。
<参考URL>
内閣府男女共同参画局
http://www.gender.go.jp/main_contents/magazine/mail0086.html
http://www.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/sinpo/2005norway/about.html
2 comments:
Chie, ブログ開設おめでとう!
男女平等という観念って本当に国によって違うよね。多くの途上国では慣習上「女は家」が当然のことで、男女雇用機会均等法に相当するものもないし、でも人々がそれを疑問に思ったりしなければ変えようという動きも出ないよね。一方、今の日本は状況が変わっているのに、制度が追いついてない。育児中の友達が、保育所に空きがないために仕事に復帰できないでいるのとか身近に見てると、切実な問題だなあとあらためて感じるよ。
>yokoさん
コメントありがとうございます!今はスリランカですか。途上国では女は男よりも地位が低いのが当たり前なんですよね。それを疑問に思わなくとも、辛い目には沢山あってる。以前Kさんのブログで読んだ、バングラで保健師として働いていた方のエッセーを思い出しました。バングラの農村における男尊女卑の実情が本当にリアルに記されていて、また読んだら涙がぼわっと出てきました。
「女に生まれるということ」
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/mailMagazine/mailmagazine50.html
「届かない祈り」
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/bdmodel/0604gaikoforumessay.html
宗教の問題があるとそう簡単には変えられないけど、ノルウェーみたいな例が世の中にもっと増えていけば少しずつ変わっていくのかな。
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